酔り処みやぎ(呉市)馬刺し盛り合わせ
呉市の酔り処みやぎ。
前回はお酒持ち込みとかたいへん無礼なコトをしたのでその罪滅ぼしってワケじゃないが「普通に」訪れてみた。
店の前にひろげて展示してあるメニューを見ると基本的に和食の展開ながらどうやら「馬肉」に力が入っているように感じる。
店内に入ると前回は奥の個室だったからわからなかったがカウンターにズラッと大皿料理が並べられている。
これがどれもこれも美味そうなことよ!
今回はカウンター席だったので大将とゆっくり話しをすることができたが沖縄出身で千葉の成田で大きな和食の店をやっておられたが東日本大震災の影響で閉店し流れ流れて呉にこられたとのこと。
その千葉のお店ってのが従業員11人も抱える大きな店だったようだが、今回の呉での店は基本的に自分一人で切り盛りする小さな店が理想だったということでこのサイズならその狙いにピッタリと思った。
メニューはやっぱり馬肉が自慢のようで熊本のお客が「熊本より旨い」と言ってくれたそうだから相当なモノなのだろう。
みやぎの馬刺し盛り合わせ2500円。
赤身、たてがみ、ふたえご、しもふり、タンとなっておりどれがどれが説明されたが記憶が曖昧だ。
中でも「たてがみ(コーネ)」は馬肉の中でも人気のある部位で馬にしかない希少な部位。
脂分とゼラチン質で構成される真っ白なお肉はお刺身で独特の触感と甘みを味わうのがいちばん。
「フタエゴ」はあばら部分の3層肉=バラの部分でわずかしか取れない希少部位。
コリコリとした歯ごたえのある食感でこちらも刺し身やユッケがおすすめ。
この2つはほとんど食べられないそうで確かにあまり食べたことがない食感だ。
あとは大将のおすすめ料理とそれに合うと思われる日本酒のオンパレードでこのシロサバフグのから揚げなどは旨かったな〜。
だがいつものようにここらへんから飲むほどに酔う程に記憶がどんどん薄れていく。
これは確かかにみそを焼いたやつだったと思うが香ばしくて日本酒には最高よね。
しかし珍しい日本酒が次々と出てくるし大将はかなりの日本酒通とお見受けした。
熱燗についていろいろ教えていただいてこれは自分にとっては勉強になった。
最後はこの烏賊だったようだが食べたっけ?(笑)
だけどこれだけガンガン呑んで食べると一人諭吉くらいの支払いになってしまった時は一気に酔いが覚めてしまった。
決して安くはないがそれに見合っただけのハイレベルな旨いモノと料理にあった日本酒が安心して飲める店、それが酔り処みやぎと考えて間違いなさそうだ。