一力(南区皆実町)兵庫佐用ホルモン焼きうどん
南区の進徳学園の裏手になるのかな?住宅街に隠れるようにある一力。
自分はバイクで行ったからまだ良かったが店舗の前の道は狭く駐車場も1台ギリギリのようなので初めて訪れる場合は特に注意が必要だ。
2輪車ならゆうゆう3台くらいは駐められそうだがクルマはどうなるのかよくわからない。
パット見、ご自宅の1階を改装されて店舗としたように見えるわな。
事実上ホルモンうどんの専門店というわけで個人的にはこのメニューは初めてなので期待が高まる。
店内はけっこう広くまるで広島によくあるお好み焼き屋さんのようだ。
店内には女性が一人で切り盛りされているようで
「ホルモンうどんしかないんですかいいですか?」と聞かれたので
「それをお願いします。」と答えた。
どうやら女将さんは兵庫県佐用町の一力という有名なお店を仕切っておられる関西では有名なおばちゃんの娘さんだそうで2年前からここでホルモンうどん屋さんを営んでおられるとのこと。
そもそもホルモンうどんと言えば岡山県津山市が有名だがタレが最初からかかった津山ホルモンうどんに対して、その隣の兵庫県佐用町のそれはつけ麺のようにタレにつけて食べるという違いがあるようだ。
そうこう話していたらデキたよ!一力のホルモンうどん800円。
タレは自由に足すことができるのだがこのタレが旨さの秘密だと教えてもらった。
しかしいわば焼きうどんのつけ麺バージョンなんて初めて食べるわな。
この極太のうどんも広島ではまず手に入らないから佐用町から送ってもらっているそうだ。
もっちりした食感のうどんは確かに未体験で甘辛い醤油ダレは焼肉のタレをもう少しあっさりさせたようだと思えば分かりやすい。
次にホルモンもうどんと一緒にぶっこんだがこのホルモン、臭みは皆無で脂がギュッと滲み出てきてその濃厚さで新鮮さと品質の良さがよ〜〜くわかる。
鉄板にずっとホルモン焼きうどんは置かれているのでだんだんとうどんが焦げてきて極太うどんが真価を発揮するのだそうだ。
途中でホルモンをまずタレにいれてそこにうどんをどどーんと放り込んで一緒に啜ると良いことに気がついて思わずがつがつ喰らってしまった。
するとタレはすぐになくなってしまって2回も追加させていただいた。
おっさんにはこれくらいで調度良いが普通の男性でももう少し量があったほうが嬉しいかもしれない。
そういうムキには女将にお願いすれば大盛りとかにできるのかどうかはわからなかったが表の看板には2人前の「おすすめセット」ってのはあるのでこちらを注文すると良いのだろう。
800円というとやや高いなと思ったが食後のコーヒー無料サービスって聞いて遠慮無く頂いて評価がガラッと変わってしまった。
広島に居ながらにしてまるまる本物の兵庫県佐用ホルモン焼きうどんが食べられる一力はかなり貴重な存在だと思う。
場所柄なかなか難しいものがあるが夜にビール飲みながら食べてみたいとつい思ってしまった。