らをた広島

食べ歩きブログ

中華そば 寿々女(中区舟入幸町)

すず - 1
中華そば 寿々女
寿々女と書いて「すずめ」と読むそうでなんだかいろいろあったようだが、要はあの閉店した「すずめ」で腕を奮われていたお二方の男性の内のお一人が独立されたお店と捉えれば良さそうだ。
場所はスシロー広島舟入店の裏のあたりで駐車場はないのでクルマで行く場合にはコインパーキングに入れる必要がある。
すずめ - 2すずめ - 3
店内はキレイにすっきりしておりカウンターに後ろに小上がりの大きめのテーブルが3脚あるからけっこうな人数が入れそうだ。
厨房には見覚えある顔の大将がおられて年配の女性(奥様?)がホール係りをされている。
すず - 2
メニューは中華そば一本で大盛りも買え玉も表示はされていない。
すぐに運ばれてきた!中華そば寿々女の中華そば600円。
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丼も以前の「すずめ」に固執することなく普通の丼に入っていてむしろこの方が新しい店であることを認識させてくれて望ましく感じた。
すず - 4
麺は確認してはいないが原田製麺の例の広島ラーメンを代表するタイプでなんだかんだ言ってもこの麺は非凡だ。
麦の香りが仄かに漂いしっかりコシもあって「やっぱりこうじゃないとね!」と嬉しくなってしまうわな。
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スープはドロっと粘度を感じさせる濃厚なトンコツに醤油のエッジがくっきりと立ったキレの良いモノでこれまで何軒かの「我こそはすずめの後継者」を名乗る店とは完全に一線を画する。
すず - 3
この小さいがたくさん入っているパサパサ気味のチャーシューも懐かしくて丁寧に1枚づつ食べてしまった。
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やや控えめなモヤシ、辛味を巧みにアシストする青ネギ、どれもこれもが渾然一体となってあの「すずめ」を演出してくれているようで愛おしい一杯となってしまった。
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後半になっても醤油がしっかりスープを支えているので食べ飽きることなくどんどん箸が進んでいくのも懐かしい感触だ。
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気がつけばスープも一滴残らず飲み干してしまっていた。
個人的にはなにがどうあれあの「すずめ」の正当な後継者が現れてくれたのは大歓迎だ。
すずめ - 9
すずめの閉店間際では700円まで上昇していた値段も600円という常識的な値段になっているので「すずめ」閉店でぽっかりとあいた広島ラーメンファンの心はココ中華そば寿々女のお陰でいくばくか埋まるのではないかと推察される(笑)

【中華そば 寿々女】
広島市中区舟入幸町18-8
営業時間:11:30~18:30
定休日:日曜日、毎月14日
駐車場なし