うろん 釜”だし。
公式サイトによると今年の2月末にオープンした新店のようだ。
一般的には博多のソウルフードといえば博多ラーメンなのかと思ってしまうのだが実際には博多のヒトはラーメンはあまり食べずうどんを「うろん」と呼んで日常的に食べているらしい。
その博多うろんを再現したのがこのお店うろん 釜”だしなのだろう。
初めてなので公式サイトに従ってここは名物ごぼう天うろん狙ってやってきた。
それほど待たされないでやってきたよ！うろん 釜”だしのごぼう天うろん（うどん）580円。
なるほどごぼう天がそそり立っておるがね。
昔、テレビで博多華丸が「うどんにコシば、いらんばい」と話していたから予想はしていたが博多名物だけあってクタクタの平打うどんだ。
カリカリに揚げてあるごぼう天は最初はまったくスープに油を放っていないのだが時間が経つごとにのだんだんうどん同様にクタクタになってくる。
そのスープは公式サイトにあるように昆布とアゴ出汁と博多風の甘い醤油で構成されておりで瀬戸内のイリコダシに馴染んだ自分らにはやや馴染みがないと言えるだろう。
そこでうろんが来た時にスタッフの女性に勧められた柚子胡椒を試してみることにした。
一応、七味・一味・柚子胡椒とあるのだがこれを一押しするってことはこれが定番薬味なのかな。
ほんの少しだけ丼に取って一気にではなく少しだけスープに溶くと味は激変しアゴ出汁なんてどっかにすっ飛んでしまった。
後半食べ飽きない変化としては確かに面白いがこんな少量でこれほど味が激変するなら柚子胡椒の取り扱いには気をつけないと入れすぎてしまうとただただ辛いだけのつまらないスープになってしまいかねない。
ごぼう天から油が流出してややこってりしてくるのは嬉しいのだが、この柚子胡椒作戦は自分にとってはあまり良いとは思えなかったのが残念だった。
よっしーが注文した月見うろん＋天丼セット（480円＋350円）だがコイツはお得感がかなりありそうだった。
今度来たら柚子胡椒は控えることを忘れないでおこう。
