ゆとりですがなにか
宮藤官九郎が、岡田将生(26)、松坂桃李(27)、柳楽優弥(25)という実力派若手俳優三人を迎えて「ゆとり世代」を描く日曜ドラマゆとりですがなにか。
現在日曜日22時半から放送中のドラマ。
あまちゃんの宮藤官九郎脚本だから見始めた。
「ゆとり世代」をテーマにし、小気味良い小ネタ(松坂桃李の童貞ネタが多いのが気になるが)を散りばめてるコメディタッチながら29歳の目を通してこの世の中の問題をえぐり出している社会派ドラマ。
この辺りは宮藤官九郎の真骨頂でその才能を遺憾無く発揮している。
「教育改正により完全週休2日制、授業内容、時間数削減。絶対評価導入…。高校が休みの土日は塾通い。大学3年生、就活しようとしたらリーマンショック。いきなりの就職氷河期。入社1年目の3月に東日本大震災
“みんな違ってみんな素敵”と教えられてきたはずが、社会に出てみると“優勝劣敗の競争社会”。岡田、松坂、柳楽の3人が野心なし、競争意識なし、協調性なしの“ゆとり世代”と呼ばれる青年を演じる。
果たして「ゆとり世代」は本当に「ゆとり」なのか?「ゆとり第一世代」と社会に括られるアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう!笑いあり涙ありの人間ドラマが幕をあける!」
確かにここらへんの年代は時代に恵まれてなかったのかもしれない。
「ゆとり」ではないその上から叩かれ、下からは突き上げられてこれからも大変だろう。
まあ誰しも感じる社会人としての生き方を問う作品なのだろうが宮藤官九郎らしく泣き笑いがあって相当に面白い。
だけど自分のように録画セットしたヒトは良いが途中から評判を聞いて見てみようと考えるヒトには少なくとも優しいとはいえない。
ココでその週放送分を無料で鑑賞できるようだが欲を言えばドラマ放送中はいつでも最初から見れるようにしてくれたら良いのにと思ってしまう。
それにしてもこのドラマ、「平成版ふぞろいの林檎たち」と呼ばれているそうだが自分らの世代にはコレが最もしっくり来る評価だと思う。