かっぱ寿司 佐伯店(佐伯区隅の浜)かっぱの油そば
うちの近所にあるかっぱ寿司 佐伯店。
何年か前ににココがオープンした時に大挙して客が押し寄せたと聞いたので当分行くことはないと思っていたが、なんでもかっぱ寿司で提供されている油そばが好評で生産が追いつかないとの記事を目にしたので、重い尻を上げて初めてかっぱ寿司なるものに突撃しようと決心したのだった。
一時コストダウンし過ぎで不味いと悪しき噂が広まっていたかっぱ寿司だがどうなんだろうと興味はなくはない。
しかも平日は90円セールをやっているのでうきうきしながらカウンターに座った。
事前にメニューを調べたが夏のうまいもの祭をやっているようであれこれ頼もうと思っていたネタが開店早々のこの時間にもう軒並み売り切れなのはちょっとね〜。
一応寿司も流れてはいるがそれはほんの少しだけで主にサイドメニューの看板だけが回ってる方が多い。
作法がよくわからないが取り敢えず目の前に置かれたコップにお茶の粉を入れてお湯を注ぐのはわかっている。
そして食べ放題のがりも美味そうだ。
さて注文は目の前にあるこのタッチパネル式ディスプレイによって行われるようで慣れないと操作にまごついてだんだん手が痺れてくる。
かっぱ寿司のサイトには販売中止になったと書かれていたからそれほど期待しないでいたのだが今日は油そばがありそうなのでこれを注文。
それとこれも見たことなかったのだがかっぱ寿司のコンベアーは2段になっていて通常の寿司が流れているのとは別に新幹線みたいなのに乗って個別注文した寿司が目の前に運ばれてくる。
それで運ばれてきたのがこの大うなぎ直火炙り194円。
次にこれはスタッフが直々に持ってきてくださった、本命のかっぱの油そば288円。
288円って破格にも程がある。
油そばと名乗るにはこりゃとにかくかき混ぜんといかん。
麺を持ち上げてグリグリと混ぜ混ぜするとなるほどそれらしくなってくる。
まあ値段が値段だからそれほど多くを要求するつもりは勿論無いが麺の量は通常の半分くらいながらなかなか本格的な油そばとして成立している。
この分厚いチャーシューなどはこれでほとんど儲けがあるのかと思うほどのデキでなんだかありがたくなってきた。
平日90円メニューのとろ〆さばといわしのにぎり。
誰や〜かっぱ寿司が不味いなんて言ったのは!こりゃ青物としては脂が乗っていてとってもイケる。
油そばと寿司って意外に食合せが悪くないのもオドロキだがこの油そばのタレの手が込んでいる複雑な味わいは、ラヲタではなく一般人にはインパクトがあるんじゃないかな。
このタッチパネルで今注文した経過もこんな感じで表示されるので、ある意味人間に注文するよりも気兼ねがいらない。
近い将来にはこの手の単純作業は全てAIに取って代わられるっていうけどホンマかもしれんな。
特選うなぎのいなり平日90円。
別にうなぎが格別好きなわけじゃないのだがたまたま夏のうまいもの祭にうなぎが多くラインナップされているから注文したがコイツは甘辛い揚げとうなぎが渾然一体となって旨かったの〜。
さて初めてのかっぱ寿司だが噂と違って恐ろしい程のコストパフォマンスを発揮していたと舌を巻かざるをえない。
これだけ腹いっぱい食べても全部で700円少々ってありえへんわ!
かっぱの油そばにしても勿論本格的なラーメン屋のそれとは比べるべくもないが288円という値段を考えれば立派過ぎるその内容に完全に白旗を上げたのだった。
※値段は全て税抜き。