尾道らーめん めん鯉(中区本通り)
広島市街地に最近オープンした尾道らーめん めん鯉。
場所を一言でいうならすずらん亭の一階と聞けばラヲタは瞬時に理解できるだろう(笑)
休日の真っ昼間にやってきたので少々並んでいるようだ。
だけど店内を覗いてみたら空席があちこちにあって半分も埋まっていない行列とはどういうこっちゃ?
理由は簡単で入店直後にこの自動券売機でチケットを購入するのだが5000円以上の紙幣に対応しておらず両替に手間取っているのだ。
スタッフはどれがボスキャラなのかわからんような若い男女が2人づつの4人体制なのだがこれがなんとなく学園祭のノリでホスピタリティは贔屓目に言ってもいまいち。
「ひょっとしたらここは資本系ラーメン屋?」という言葉が脳裏をよぎる。
それほど忙しそうでもないのにやや待たされてキタヨ!尾道らーめん めん鯉の尾道ラーメン700円。
平打ち麺は柔らかめに茹でられておりそれらしいがこの時点で魚介の香りが相当漂ってくる。
通常尾道ラーメンでは後回しになっている感じがあるメンマだがここのはそうではなくポリポリとしっかりした食感がなかなか好ましい。
チャーシューは尾道ラーメンらしくパッサパサの薄いのが2枚入っておりこれもいかにも尾道ラーメンだ。
逆にスープは魚介にほぼほぼ支配され尾道ラーメンの醍醐味である「醬油の心地よい辛さ」がまるで弱いだけでなく大量にぶちこまれた背脂の諄さで後半はハッキリ言ってかなりキツい。
ラーメンの味だけではなく、逆立ちしても気持ち良い接客と言えない部分もあって表にある「行列のできる尾道らーめん屋見参!」の文字がどこか虚しく感じられてしまった尾道らーめん めん鯉だった。