中国料理 龍鳳(中区基町)龍鳳ねぎそば
中国料理 龍鳳。
とっても高級感溢れる店構え。
それもそのはず、ここはリーガロイヤルホテル広島6階にある中華料理店で店内なんてめちゃめちゃ広いし店員さんだってホテル標準でしっかり教育されているのが何人いるのかわからないくらいウロウロしている。
そんな中国料理 龍鳳にいかにも場違いなオッサンが一人で入ってきたもんだからかどうかはわからないが3人がけの少々変則的なテーブルに丁寧に通された。
「ジャスミンティーです。」と説明された飲み物をいただくとなんとまあ上品な薫りでサスガはリーガロイヤルだと感心する。
それに単にラーメンを食べに来たのに箸や箸置きまで高級感あるタイプなのは少々緊張させられてしまう。
ほとんど待たされないでやってきたのは中国料理 龍鳳の龍鳳ねぎそば(葱油湯麺)1307円!!!
いくらホテルの中華料理店だからってトッピングはネギだけだっつうのになんつう値段かいね!
果てしなく澄んだスープをまずは頂いてみるとなんといもカラダにヨロシそうな滋味深い味にうっとりとさせられる。
この手の中華料理店の最大の弱点は汎用品を使ったことによる麺の残念さなのだが中国料理 龍鳳は違った。
細く長方形断面のこれはラーメン専門店で使われているレベルの麺であることはこの心地よいコシが証明してくれている。
それと細長く切られたネギと一緒に麺を食べるときに最高の歯ざわりになるように計算されているようでなるほどこれならありえないような値段もなんとなく納得させられてしまう。
大昔に天山でこれと同様のメニューを食べたことがあったが同じコンセプトで成り立っている麺料理だろうが麺が上質な分だけ全体のデキはコッチのほうが好ましくも感じられる。
自分にはもはやこの恍惚感すらある上品なスープを残すという選択肢はなくなってしまい、一点の迷いなく全部飲み干して店を後にしたのだった。