
大きな鳥居の下にある栄養軒。
晩メシにはまだ早い時間なのにもうけっこう客が入っている。


店舗の前は駐車場になっていてアクセスも良さそうだ。
店内はかなり広くテーブル席もあるのだが自分は一人なのでカウンターに座った。


鹿児島によくあったお通し代わりのタクワン。
ここはいわゆる宮崎ラーメンのお店だそうでメニューにある「デラ」は「デラックス」の意味とお店の方に教わったついでに肉デラと呼ばれるチャーシュー麺をお願いした。


するとラーメンが来る前にこんな入れ物が出てきたので中身をみるとすりおろしたニンニクぢゃないの!
店内には女性が一人に男性4人のスタッフがいるのだがその半分がニンニクの処理をしている。
ってことはこれは既製品じゃなくここのオリジナルニンニクペーストってことなのね。

などと物思いにふけっていたらやってキタヨ!栄養軒の肉デラ(チャーシュー麺)700円。
昨今流行りのいわゆるチャーシューがどどーんと主張するタイプではないようだ。

表に大きく「自家製麺」と書かれていた割には柔らかくコシがカケラも存在しない太めの黄色麺。
だけど味はなかなか旨くてこの優しいとんこつスープとよくあっている。

よし、全体像がわかったところでオリジナルニンニクペーストの実力を確かめたくてまずはスプーン一杯投下してみた。
これがなかなかドカンと一気に優しいスープをワイルド系に変化させてくれる役目を担っているようだ。


これなら!とばかりに更に2,3杯とどんどん追加するたびに更なる尖ったとんこつスープに激変していったがこれがマニアックにはなるのだがヤバくてハマるスープへと昇華してしまったんじゃないの。


小さいチャーシューはそれほど自己主張しないのだがしっかりとラーメンの側面をサポートしている。


モヤシや濃い味のメンマも強烈な個性を発揮するニンニクトンコツの前ではすっかり影が薄くなってしまった(笑)


基本は滋味深く年配の方が喜びそうなとんこつスープではあるがニンニクペーストはまさに劇薬!ラーメンの性格がまったく変わってしまったが自分にとってはそれは嬉しい方向性だった。


最初にチャーシューが少なく見えたが実際は丼の底にけっこうな量が沈んでいてスープが無くなるまで肉を楽しませてくれた。
まさにオリジナルニンニクペーストはドーピングだ。
だけどこれのお陰で完璧にハマってしまったのも事実、またココに来てこのヤバいラーメンにしばかれたい(笑)