
じぞう通りに新しくできた広島ラーメン万丈。
かなりわかりやすい立地だけど場所柄駐車場はない。


定休日とかはわからないがランチは11時半からだと説明された。


開店時間の少し前に着いてしまったので外で待っていたら時間前なのに「寒いから」と入店させてくださったのには感激。


店内はじぞう通りにしては広い方でカウンターもテーブルもゆったりしている。
まだ開店して間がないのかお祝いやら祝儀袋やらがあってその中に「原田製麺」があったのと「広島東洋カープ小林幹英」があったのが印象的だった。

さてお願いしたのは広島ラーメン680円。
なるほど確かにこれは紛う方なき「広島ラーメン」然とした佇まいではある。


一般的な広島ラーメンよりも細いと思われるストレート麺は確かに原田製麺のしっかりしたコシを風味があってサスガだ。
さっきの祝儀袋がなくても優秀な麺だと思ってしまうだろう。


メンマがなく錦糸卵は乗っているのはココを連想させるが味へのアシストがあるとは思えない。
モヤシもきっちり処理がしてあって歯ごたえが楽しい。

チャーシューは出される直前に炙られているようでいにしえの広島ラーメンではこういうのは考えられない。


柔らかくコッテリしたチャーシューはどっちかといえば脂が多いタイプでこの手のラーメンにはこういう方があうのだろう。
ネギはよくあるみじん切りではなく広島つけ麺のようなわざと長く切ったタイプだ。

ただこのラーメンのハイライトはなんだかんだ言ってもこの丁寧に作られた印象が強い醤油とんこつスープだろう。
とにかく粘度があってドロっとしており旨味が凝縮されているのがよくわかる。


思わずスープを最後まで呑んでしまったのだが丼の底には自家製スープの証である骨粉が出現した。
古典的な広島ラーメンでありながら最新のテクニックが施された新世代の広島ラーメンというジャンルにはいるんじゃないかな。
うまかったす。