麺屋 颯爽(東広島市)鶏そば〈美酒〉
非常にわかりにくい場所にある麺屋 颯爽。
裏通りでしかもテナントの場所がパッと見わからないし、店の前の駐車場に駐めても良いのかもわかりにくいがどうもこのビルの共有駐車場のようだ。
念のため大将にクルマを置いていいのか聞いてから入店してカウンターに座った。
するとこれまたわかりにくい場所に自動券売機があってそこでチケットを購入してまたカウンターに座った。
基本的に汁なし担々麺のお店のようなラインナップだがそのメニュー筆頭は鶏そば〈美酒〉「芳醇にして淡麗、鶏節の薫香が舞う、溢れるコラーゲン、辛さが苦手な方でも大丈夫。」になっているのでこれにすることにした。
風味絶佳、鶏と酒と季節の野菜。
颯爽は広島県産の鶏ガラでスープを取っています。
繊細な鶏の風味を損なわないよう、沸騰させず長時間煮出したスープに、「鶏節」を淹れて追い鰹ならぬ「追い鶏」をしています。
西条の日本酒を効かせた真空低温調理の鶏チャーシューと自家製の「煎り酒」ジュレでアクセントを加えました。
780円。
確かにこのジュレの存在感はかなりのもので洋風な麺料理のような雰囲気すら漂っているのだがこれは一体どんな麺料理なのだろう?
チャーシューの下に麺がちらっと見えているしスープもソコソコ入っているようなので油そばや汁なし麺とはちょっと違うようだ。
麺を引っ張り出してみるとこれはおそらくは通常の汁なし担々麺と共通でコシがあってなかなか旨い麺だ。
スープはラーメンより少ないがいわゆる汁なし担々麺より多いと言ったぐらいの量で鶏ベースの優しい味付けになっている。
低温料理された鶏チャーシューもほとんど無味に近くこちらも穏やかな仕様になっている。
水菜の赤水菜がかなり多めにトッピングされていてここまで野菜の食べている感じが強い麺料理も珍しいんじゃなかろうか?
こりゃ完全に女性をターゲットに絞ったようなラーメンというか鶏そばといって良いだろうが日本酒を効かせたチャーシューや日本酒ジュレは良いのだが肝心の鶏の旨さが希薄なのは残念なトコロだ。
やっぱりこのお店ではガッツリ汁なし担々麺を食べてみないといけないのかもしれない。