
近所に最近開店した手打ちそば無着庵。
かなりわかりやすい立地で店舗前に2台の駐車場と駐輪場が完備されている。
公式サイトによると松山市からの移転のようだ。


店内は外から見るより広くゆったりしていてカウンターとテーブル席がある。
厨房には大将とホールは奥様?とおぼしき女性が担当されているようだ。


シンプルなもりそばにしようかと思ってやってきたのだが、つい興味本位でこの鴨ざるそばと特選鴨ざるそばの違いを聞いてみたら、特選には自家製鶏つくねが入っているそうな。
この「自家製鶏つくね」の魅力に負けてつい特選鴨ざるそばを注文してしまった(笑)

さて少しだけ待ってからやってキタヨ!!手打ちそば無着庵の特選鴨ざるそば1420円。


少しだけ青い色の冷たいソバに温かいつけダレだ。
なんだかラーメン店のつけ麺を連想させるルックスだ。


コレに柚子胡椒がついてくるがこれを入れて味の変化を楽しむようだ。
自分はソバの事は味を含めてようわからんのだがこのソバにはソバの実の粒があってサスガに素人でもプロ仕様だとわかるのが嬉しい。

つけダレも少し飲んでみたがそれほど濃い味ではないのでつけ麺のようにソバをたっぷりと浸してから頂くことにした。
ソバのコシを楽しもうと思ったらつけダレに浸して即刻食べないといかんようだ。


つけダレには鴨の肉が4〜5枚も入っていてしかも鴨肉が柔らかくて旨いがね。
だけどさっき聞いた鶏つくねが入ってない。

どうやら大将が注文を間違えて特選じゃない方の鴨ざるそばがやってきてしまったようだ。
慌てて追加の鶏つくねがやってきたが、煮てあるのか熱々だ。


期せずして鴨ざるそばと特選鴨ざるそばの両方が味わえてしまった訳だがハッキリ言って1320円の鴨ざるそばに対して1420円の特選にグレードアップする価値はお値段以上にあるのは間違いない。
この鶏つくねはこれ自体が旨いだけじゃなくつけダレを2階級特進してしまうほどのパンチがある。


後半は柚子胡椒を少しだけ投入してみた。
するとその効果はグンバツで辛さが加わりワイルドな方向に大きく舵を取る事になる。


食べ終わったらそば湯が提供されるのでこれを残ったつけダレに注いで呑む楽しみが待っている。


調子に乗って柚子胡椒を全部投下してしまったらかなり辛いスープになるので注意が必要だ。
だけど〆としてこういう辛いスープは決して悪くない。
そもそも蕎麦屋が少ない近所にこういう本格派の日本蕎麦屋が出来たのは嬉しい限りだ。
ソバに疎いこれまでを反省してもう少し通って研究してみようと思う(笑)