Debian 8 (jessie) から Debian 9 (stretch) へアップグレード
2年ぶりのメジャーアップグレードであるDebian stretchがリリースされた。
自分のDebianもアップグレードした時の忘備録。
基本的には公式サイトに従って全てをバックアップしてから始める。
まずは現バージョンの最新版にアップデートしてから開始。
自分はこれまでずっとaptitudeコマンドを使ってきたが次期バージョンからはapt-getが推奨されているようなので今からはこちらに変更する。
# apt-get update
# apt-get upgrade
続いてはソースリスト編集になるのだかココがキモなので注意と確認が必要だ。
# vi /etc/apt/sources.list
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie main
deb http://security.debian.org/ jessie/updates main
deb-src http://security.debian.org/ jessie/updates main
# jessie-updates, previously known as 'volatile'
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-updates main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ jessie-updates main
jessieを全てstretchに置き換える。
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch main
deb http://security.debian.org/ stretch/updates main
deb-src http://security.debian.org/ stretch/updates main
# stretch-updates, previously known as 'volatile'
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch-updates main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ stretch-updates main
当然ながら実際には青とか赤の色なんてついていないのであしからず(笑)
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get dist-upgrade これ時間かかる。
インストール途中こういうのが出てくるが全てデフォルトで押し切る(笑)
# reboot 再起動
# cat /etc/debian_version
9.0
最後に不要になったパッケージを削除する。
aptitude purge '~c'
これで完了。
しかしながら今回もやっぱりcgiが全く動かなくなってしまった。
海外じゃサーバーに負担のかかるCGIは廃れて軽いPHPが主流だと聞くが実際自分の場合もPHPは無事だったからそういう事なのかも知れない。
こりゃやっぱりクリーンインストールせんならんようだ(涙)
余談になるが今回の Debian 9 (stretch) から残念ながらPowerPC搭載の古いMacのサポートは終了してしまったようだ。
毎度のことながらこの記事は自分が忘備録として書いているだけなので正確性も保証しかねるし問題が起きても質問にも答えられないし責任も取れない。
debianはフリーのOSなのでそのへんは全て自己責任ということになるのを覚悟で実行してもらいたい。