
お久しぶりの麺処 いつか。
店舗横の空き地がコインパーキングになっとるがね。


今日はお店の公式サイトで告知があった夏季限定メニューであるつけそば梅搾り狙いでやってきたのだった。


開店30分後くらいの入店だったが店内はほぼ満席で10食限定メニューのつけそば梅搾りがあるのか心配になったがなんとか大丈夫だった。
麺の量は小、並、中、大とあって選べるようなのでここは中をお願いした。
最初からスープ割りのダシが提供されるなんて自信があるんぢゃの〜と感心(笑)

さてしばらく待ってからキタヨ!麺処いつかのつけそば梅搾り(中)950円。
こりゃまた夏らしく涼し気なルックスではある。


材料に拘る大将らしく国産完全無添加の紀州白干し南高梅のデカイのがデーンと乗っかっているのが目を引くが、それより通常のつけそばの黒ダレではなく鶏白湯ラーメンベースの白ダレなのが目新しい。

ご自慢の100%国産小麦全粒粉自家製麺は香りからして本物でハッキリ言ってこのまま塩だけでも食べられるレベル。


まずは梅をつけダレに溶かないでデフォルトのまま頂いてみると、無化調ならではの最初の掴みこそ弱いがしっかりとした味付けになってて、もうこれでつけそばに新メニューとして加えてもええんちゃう?と思ってしまった(笑)


そして満を持していかにも値段の張りそうな南高梅をつけダレに全部溶いて箸でバラバラにしてしっかり混ぜてみた。

そして麺をどっぷり浸して食べてみると梅由来の酸味がキリッと一本道を通したようで全体が引き締まる。


広島熟成鶏ハムと国産豚肩ロースコンフィといったいつもの二種類チャーシューもつけダレで温めて食べるとばっちりの相性を見せている。


ここまで本格的な南高梅だと酸っぱさもかなりのものではあるが酸味の質は高級梅らしくツーンとくる安っぽいものではなく角の取れた優しい刺激なので、個人的にはもっと酸っぱくても良いくらいだ。


そこで卓上調味料として置いてあるつけそば用の黒酢辛子を若干追加してみた。


するとハッキリとした酸味と僅かな辛味が更なる味変をもたらしてくれて後半まで全然食べ飽きない。

麺を食べ終わってつけそばお約束のスープ割りも試してみたがこの最近流行りの酸っぱ辛いスープはごくごく飲めてしまうほどに病みつきになっている自分がいた。
帰り際に少し大将と話ができたが今回のつけそば梅搾りのテーマは「酸っぱさ」だそうで試作品ではもっと酸っぱくしたそうだけど実際にはやや抑え気味で提供しているそうだ。
自分としては一日10食の限定だったらもっと冒険して酸っぱくしてもいいと思うと率直に伝えた。
どっちにしろ相変わらずのポテンシャルの高さを見せつけられたような気がしたのだった。