
藤椒と書いて「たんじょう」って読めるわけない。
正しくは「藤椒(タンジャオ)」、緑緑した新鮮な香りと刺激的な味が特徴な生の山椒の一種で花椒よりも香りが強く高級品。
集合店舗前には駐車場は用意されている。


入店すると自動券売機でチケットを購入する。
ココは麻婆豆腐が旨いと聞いてきたので券売機の一番上にある定食にすることにした。

大将と奥様らしき女性の二人体制。
店内はカウンターにテーブル席のオーソドックスな構成ながら開店直後にはもうあっという間に満員でしばらくすると炎天下に行列までできてしまうほどの人気店だ。
麻婆豆腐の辛さを指定できるようなのでここは一発「激辛」でお願いした。

これだけの人数にも関わらずそれほど待たされないでキタヨ!藤椒の激辛麻婆豆腐定食750円。


サラダに干しエビのスープ。


御飯に漬け物がついてくる。

主役は間違いなくこの激辛麻婆豆腐なのだが照りが凄いっていうか創造より見た目オイリーな印象を受ける。


麻婆豆腐の表面に真っ赤な油が各所溜まっていてもしかしたらこってりしているのかと心配してしまった。


辛さの心配よりも油っぽさに日和ってしまいまずは御飯にどさっと乗せて食べてみた。
辛さも痺れも油っこさも予想より遥かにマイルドでコレなら辛さ耐性普通の人でもじゅうぶんに楽しめるレベルだ。

だったらってことで御飯をグッと少なめにして麻婆豆腐多めを食べてみたがなるほどこれはかなり上等な麻婆豆腐で家庭ではとてもじゃないが再現できないだろう。


辛さと旨み、それと飯の量の配分が絶妙で見事にバランスされて全体が同じように減っていく様を感心しながら眺めてしまった。


サラダはまあ普通だが干しエビスープもこの辛い麻婆豆腐のナイスアシストしていて箸休めにはピッタリになっている。
結論としてこれだけのクオリティで750円はバーゲン価格だろう。
ここの大将の経歴とかは知る由もないが相当な手練であることはハッキリ理解できる。
それを察する客が殺到しているのもこの値段なら納得だ。
店名が読めないこと以外は(笑)東広島市民が羨ましくすらなってしまった藤椒(たんじょう)だった。