
麺処 三鈷峰(さんこほう)。
どうもこの辺りのラーメン屋さん店名は読みにくくていかん(笑)


よっしーのクルマでここまで来たのだがお店の前の駐車場が満車、しばらく待ってからやっと駐められた。


店内に入ると待っているのは自動券売機。
ざっと見渡してつけめんが上段にあってラーメンが下段ってことはつけめんがメインのようだ。
理由はないが海老つけめんにチャレンジしてみることにした。


カウンターだけの店内の椅子でしばらく待つ。
店内は女性を意識している雰囲気ムンムンでいわゆるシャレオツ感満載だ。


やっと席に通されたが壁に「卓上の酢が今だけ自家製の二十世紀梨酢を使用しています。」と書いてあったのはコレだな!!
なんせ中に梨が漬けてあるがね(笑)

しばらくしてやって来たよ!麺処 三鈷峰の海老つけめん(麺冷、大盛り)910円。
並でも大盛りでも値段が同じと言われたので反射的に大盛りにしてしまったが量が多くて不安になる(笑)


この時点で漂ってくるエビの強烈な香り。
麺も太くてテカテカのシズル感が半端ない。


まずはどっぷり麺をつけダレに浸してからいただくとゴリゴリのコシがあるツルツル食感の麺は山陰地方にありがちなモサモサとした感じとは完全に一線を引いた都会的なもの。

鶏と豚のチャーシューも最近の流行りをがっつり抑えていてくれて嬉しい。
コッテリとアッサリの共演は食べていても楽しくて仕方がない。


メンマが沈んでいるこのつけダレだが、エビで連続平手打ちを食らったようでここまで潔く「エビエビ」してくれたらコンセプトがはっきりわかってわかりやすい。


おそらくはエビをすり潰したものがまぶしてあるのだろうがそれにしてはつけダレが粉っぽくない。
これはどういう仕組みになっているのかよくわからんがそれにしてもここまでエビにがぶり寄られたのは初めてだ。

さてここで味変を試みるべく卓上の自家製の二十世紀梨酢をまずはほんの少し投下してみた。


なるほど仄かに優しい酸味が加わることでエビのゴリ押しがやや抑制的になるのね。
更に自家製の二十世紀梨酢を追加するとエビの香ばしさは確かに減ってしまうが上品さが立ってくるようでなかなか愉快な変化が楽しめる。


米子で凄いつけめんに出会ってしまったようで戸惑いを隠せなかったのだがそれでも、このエビの魔力に駆られて一気に完食してしまった。
けっこう量があったがこのエビエビ攻撃に呆気なく屈してしまったが、この麺処 三鈷峰がタダモノでないのだけは確かなようだ。