とんこつ松馬(中区東白島)黒玉らーめん
東白島のとんこつ松馬。
調べてみると3年ぶりの訪麺となっている。
以前の純和風の店構えと違って赤が基調のやや派手なルックスに変化したようだ。
まず出迎えてくれるのは自動券売機。
ここでもっともベーシックな松馬ラーメンを以前は食べたので今回は「一番人気」と書かれた黒玉らーめんにターゲットを定めた。
カウンターに座って待つことしばし、やってきたよ!とんこつ松馬の黒玉らーめん790円。
何と言っても目を引くのはレンゲに乗っかった黒玉で「黒豚のミンチに炭を練り込んだスープにコクと変化をもたらす玉がはいった一品です。レンゲの上の玉をスープに溶かしながらお食べください」と説明された。
麺はやや太めのストレート。
茹で方を聞かれたので「普通」とお願いした割にはしっかりコシがあってなかなか旨い。
面白いのはスープは基本のとんこつの上にマー油のような黒い脂が半分覆っていて好みで混ぜて食べるスタイルだってこと。
デフォルトで食べてみたが以前と同様にやや弱いスープが気になったので思い切って黒玉とマー油を全部混ぜて渾然一体にしてからもう一度麺を食べてみる。
なるほどこれはマー油と黒玉は入るの前提のラーメンのようでこれなら以前も感じたシャバさはまったくなくしっかりコクがあって食べ飽きることがない。
柔らかくて大きく厚めのチャーシューを楽しみながらモヤシのシャキシャキも手伝って気がつけばスープもみるみる減っていくがね。
黒玉ミンチは丼の底に溜まってしまうからレンゲですくって食べるとチャーシューとまた違った味わいが楽しめてかなり凝ったラーメンになっていると感心してしまった。
ただ最後までスープを完食させるほどのパワーはさすがに持ち合わせていなようでこのへんがやや残念だったが790円という値段に見合った面白い一杯だった。