らをた広島

食べ歩きブログ

嘘を愛する女

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第1回「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」でグランプリに輝いた企画を映画化したラブストーリー。
昏睡(こんすい)状態に陥った恋人の名前や職業などが全てうそだと知った女性が、彼の正体を探ろうとするさまを描く。
メガホンを取るのは、CMを中心に活躍し本作で長編映画デビューを飾る中江和仁
散歩する侵略者』などの長澤まさみ、『blank13』などの高橋一生、テレビドラマ「東京センチメンタル」などの吉田鋼太郎らが共演している。 171004000028-1
世話好きな研究医の恋人・小出桔平(高橋一生)と5年にわたって同居している食品メーカー勤務の川原由加利(長澤まさみ)。
ある日、桔平がくも膜下出血で倒れて寝たきりになってしまう。
さらに彼の運転免許証、医師免許証が偽造されたもので、名前も職業もうそだったことが判明。
彼女は探偵の海原匠(吉田鋼太郎)と助手キム(DAIGO)に桔平の素性調査を依頼する。
そして桔平が執筆中だった小説が見つかり、そこから瀬戸内のどこかに桔平の故郷があることを知る由加利だったが……。 b0E
長澤まさみ主演のミステリー。 
予め公開されていたストーリー的にはこれまでも見たことあるような内容なのであまり期待しないで観た。 usowoaisuru.jpg.pagespeed.ce.1ZmaX-7x7E
物語の最初は東京なのだが途中からしまなみ海道の島が舞台になり瀬戸内の景色がふんだんに使われてつつ淡々と展開する。 
ネタバレになるので詳しくは書けないがストーリーはまあ地上波ドラマでもありそうなありふれたもの。 
2時間の尺の映画にしてはやや内容が単純すぎたのか全体になんとなく引っ張るシーンが多くその分展開が遅く退屈になってしまった。 maxresdefault
オチはなるほど、とも思ったが残念ながら全く泣けなかった。 
この映画で一番感激したのはIT担当のロン毛メガネのヲタクみたいなのが誰なのかわからなかったのだがこれが、まさかのDAIGOだっのは全くわからなかったし驚いた。 
それと吉田鋼太郎の愛車がジウジアーロの傑作初期型のフィアット・パンダでこれが映画に絶妙なスパイスになっていた。 
映画として訴えかけたいことはよくわかるのだがエンターテイメントとしてはもう一ヒネリ欲しいような気がする。 
若い人がデートとかで観るには最適かもしれないが、オッサンにはやや物足りない嘘を愛する女だった。