らをた広島

食べ歩きブログ

不能犯

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『戦慄怪奇ファイル』シリーズなどの白石晃士が監督を務め、グランドジャンプ連載のコミックを映画化したサスペンス。
何度も変死事件現場で目撃されながらも、誰もその犯行を立証できない主人公が暗躍する姿を活写する。
『ツナグ』などの松坂桃李がダークヒーローに挑戦。人の心をいともたやすくコントロールできる謎の男の、善悪を超越した振る舞いに翻弄(ほんろう)される。 20180202013715
大都会を舞台に立て続けに変死事件が起こり、その現場には決まっていつも黒のスーツを着た男の姿があった。
その男は宇相吹正(松坂桃李)で、“電話ボックスの男”とSNSで話題になっており、とある電話ボックスに殺人の依頼を貼るだけで必ず遂行されるとささやかれていた。
実際に標的は100パーセントの確率で、事故や自殺や病気によって命を落としており……。
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原作はマンガのようだが全く予備知識なしで観た。 
主演は松坂桃李でいわゆるダークヒーロー役だ。 
要は現代版、必殺仕事人みたいなもんだがこれにホラー要素を加えてありなかなか斬新で面白い。 
本当にプラシーボ効果でヒトが殺せるかは別としてストーリーとしてはかなりのもんだ。
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警察官役で矢田亜希子が出ていたのは嬉しかったが準主役で台詞も多い沢尻エリカの下手っぴさが少々気になった。 
物語はポンポンとテンポよく進み次第にこの映画の世界に惹き込まれてしまった。 
まあ誰にだって一人くらいキライなヒトがいるだろうからこの手の映画は共感を得るのだろう。 
ストーリー後半はやや強引な感がしないでないが一本の映画として細かい伏線が張り巡らされていて回収すると言ったように、マンガが原作としても全く先が読めず脚本が極上だ。
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松坂桃李もこんな闇の深いダークな役はあまりやったことはないだろうが顔色悪く鬼気迫る演技にはまり役を予感させる。 
このラストだったら続編が出来そうだから期待して待つことにしようと思った。