みやじま達磨(廿日市市)ざる
みやじま達磨。
表通りから一本入っているがコンビニの裏手なのでわかりやすい。
郊外店らしく広い駐車場を備える店舗は自宅と兼ねておられるようだ。
まあこの場所だったらクルマ・バイク以外だとちょっと考えられないので当然といえるかもしれない。
初めてのお店だし暑い日だったので当然冷たいソバが食べたいので一番シンプルな「ざる」を注文。
お水ではなく冷たいそば茶と冷えた鉄急須が出されたがこれはさすがに旨いし雰囲気があって嬉しい。
広島県豊平町にあつてあった「達磨・雪花山房」と同じ作法でお盆に乗ったソバ以外が最初に提供される。
薬味とつゆも雪花山房とほとんど同じように見える。
遅れて主役たるそばがやってきた!
あまりそばには詳しくないので自信がないがそばの実が見えるそばが旨いと聞いたことがあるがこのそばには点々とそばの実が見えるような気がする(笑)
マニアではないのでつゆには薬味を一気に放り込み臨戦態勢完了だ。
遠慮なくそばを取ってつゆにドカッと浸してから一気に食べるとまずは強烈なワサビがツーンと鼻に抜ける
そこで少しつゆを調整して少量浸す作戦に切り替えたがつゆに溶かすワサビの量自体が多かったのかやっぱりつーんときて涙がでちゃう状態は変わらない。
ソバのコシは大したものでしっかりと歯を押し返してくるがここまでワサビが強いとこれに全てが支配されてしまうようだ。
こりゃワサビを一気に入れずに少しづつ調整して入れたほうが良かったみたいだ。
それでもスルスルと完食、といったタイミングでそば湯が提供された。
店の奥に大将がおられてホールとして女性が3人程度おられるがなかなか目が行き届いていて接客は完璧だ。
そば湯もこってりしたタイプで濃厚でこれのかなりの旨さには思わず唸ってしまった。
これが旨いのかよくはわからないが高橋名人の雪花山房によく似ているのは間違いないだろう。
そもそも雪花山房に心酔していたわけでもないのでこれだけの量で800円ってのは個人的にはややお高いというのが偽らざる思いだった。