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シェイプ オブ ウォーター

パンズ・ラビリンス』などのギレルモ・デル・トロ監督が異種間の愛を描き、第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いたファンタジー

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米ソ冷戦下のアメリカを舞台に、声を出せない女性が不思議な生き物と心を通わせる。

『ハッピー・ゴー・ラッキー』などのサリー・ホーキンスが主演し、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などのオクタヴィア・スペンサー、『扉をたたく人』などのリチャード・ジェンキンス、『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』などのマイケル・シャノンらが共演。

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1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダオクタヴィア・スペンサー)と共に秘密の実験を目撃する。

アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹(ひ)かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。

ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており……。

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色々と賞を取った映画のようだ。

シェイプ オブ ウォーターを直訳すれば水の姿、或いは形であっていると思うが自分が生まれた頃のアメリカを舞台にしたSFスリラーと言うことでどことなく昔のモノクロのトワイライトゾーンを連想させる。

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主人公は喋る事が出来ない清掃員の女性。

登場人物はかなり個性的てコミカルな設定で時折笑えるシーンもあってこれがこの作品の絶妙なスパイスになっている。

ゴリゴリの悪役がいるのだがこの役者が上手く強烈なのを筆頭にそれぞれの登場人物の立ち位置が丁寧に描かれている。

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脚本が非常によく練られているようで映画の最初から伏線を張って中盤から後半にかけてそのオチを回収する展開はこの映画を上質なものにしているのだろう。

パターン的には昔からよくあるタイプの半魚人ジャンルだと思うけどエログロシーンもあったりするのでスリラーと言うより大人のファンタジーが一番しっくりくる。

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ただラス前で若干の伏線はあったとは言え突然ミュージカル映画になるのだけは苦笑いを通り越して呆れてしまった。

ただトータルとしてはあの部分以外はよくデキていて好みは別れると思うが面白かった。