古いウィンドウズノートにdebian(jessie)インストールしてサーバーとして使う2
さてインストールに成功すると今度はサーバーとして必要な設定をしていかなきゃならん。
その前に必要な事はこのサーバーPCのLAN内でのIPを固定する事。
今のままだとルータのDHCPにIPを振り分けられてしまうのでポート開放してもルータ外部と繋がらなくなる可能性があるためだ。
インストール時に作ったユーザ名でログイン、コマンドsuで管理者になって
# ifconfig eth0
するとLAN内での今の振り分けられたIPアドレスが表示される。
自分はMac環境なので純正ソフトのターミナルからSSHでログインするがWindows環境の場合はTera Termで同様の事を行う。
ssh -l ユーザ名 192.168.※.※(先ほど表示されたLAN内IPアドレス)
パスワード入力。
$ su
パスワード:(管理者パスワード)
root@windows:/home/ユーザ名#
さてここからLinuxの標準エディタである「vi」を使わなくてはならない。
debianに限らずLinuxを操作する上では必須であり挫折するほとんどの人はこの「vi」の箇所だろう。
いわゆる鬼門になるのだが慣れてしまえばそれほど難解ではない。
# vi /etc/network/interfaces
# The primary network interface
allow-hotplug eth0
iface eth0 inet dhcp
となっている部分を
# The primary network interface
allow-hotplug eth0
# iface eth0 inet dhcp
iface eth0 inet static
address 192.168.※.※
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.※.1
(※はルータの環境によって変更する)
# reboot
とし再起動後、固定IP化完了するので今度は自分が指定した固定IPでSSHログインする。
さてここからサーバーアプリのインストール&設定に入る。
1,NTPサーバー
# aptitude -y install ntp
インストール
# vi /etc/ntp.conf
21行目変更
server 0.debian.pool.ntp.org iburst
server 1.debian.pool.ntp.org iburst
server 2.debian.pool.ntp.org iburst
server 3.debian.pool.ntp.org iburst
を
server ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server ntp3.jst.mfeed.ad.jp
# server 3.debian.pool.ntp.org iburst
# systemctl restart ntp
再起動
# systemctl enable ntp
稼働開始
# ntpq -p(動作確認)
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
=========================================================
ntp1.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 27 64 1 18.316 10.484 0.001
ntp2.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 26 64 1 18.129 10.406 0.001
ntp3.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 25 64 1 18.376 10.087 0.001
2,FTPサーバ(ProFTPD)
# aptitude -y install proftpd
インストール
# vi /etc/proftpd/proftpd.conf
11行目「off」に変更
UseIPv6 off
15行目 サーバー名変更
ServerName "任意のサーバー名"
DisplayLogin welcome.msg
DisplayChdir .message true
ListOptions "-l"
DenyFilter \*.*/
の次に
DefaultRoot ~ !root !****(メインユーザー名)
任意のユーザ以外ホームディレクトリより上位を表示させない。
AllowStoreRestart on
アップロードのレジュームをオン
AllowRetrieveRestart on
ダウンロードのレジュームをオン
IdentLookups off
リモートユーザ名を確認しない
UseReverseDNS off
DNSの逆引きを行わない
を追記する。
# systemctl restart proftpd
3,メールサーバー(Postfix)SMTPのみ。
# aptitude -y install postfix
インストール
# vi /etc/postfix/main.cf
myhostname = 任意のドメインネーム
relayhost = メールサーバー稼働が可能なプロバイダならばサイトを見ればどこかにかいてあるハズ。
ちなみにぷららの場合だとmmr.plala.or.jp
# vi /etc/postfix/master.cf
サブミッションポートの設定
16行目
#submission inet n - - - - smtpd
の#を消してコメント解除。
# systemctl restart postfix
Apache2設定の最終回に続く。
この記事は自分が健忘録として書いているだけなので正確性も保証しかねるし問題が起きても質問にも答えられないし責任も取れない。
debianはフリーのOSなのでそのへんは全て自己責任ということになるのを覚悟で実行してもらいたい。