ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが共演したスペースアドベンチャー。
地球外知的生命体を探求する父親に憧れて宇宙飛行士になった息子が、父の謎を探る。
『エヴァの告白』などのジェームズ・グレイが監督を務め、『ラビング 愛という名前のふたり』などのルース・ネッガをはじめ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランドらが出演。
地球外知的生命体探求に尽力した父(トミー・リー・ジョーンズ)の背中を見て育ったロイ・マクブライド(ブラッド・ピット)は、父と同じ宇宙飛行士の道に進むが、尊敬する父は地球外生命体の探索船に乗り込んだ16年後に消息を絶つ。
あるとき、父は生きていると告げられ、父が太陽系を滅亡させる力がある実験“リマ計画”に関係していたことも知る。
いわゆるエイリアンモノかと思って見始めた。
でもどうやら少し違うようだ。
ひたすら重く暗い映画なのだが月面の描写はなかなか未来的でリアリティがあるがさすがに火星となるとあやふやな表現になってしまっているのは仕方なかろう(笑)
しかし海王星になるともっといい加減になりここらへんから後半ヤバそうな予感が感じられる。
要は息子がオヤジを探しに行く言ってみればロードムービーみたいた内容で場所が宇宙というのがこの映画だ。
その間の冒険みたいなのが色々あるがストーリーにはあまり意味がなく正味半分くらいは必要ないシーンと言うことになる。
宇宙を舞台にしたSFである必要性などまるでなくなる退屈な内容に眠気との闘いに終始したが何とか最後にたどり着いた。
タイトルのアド・アストラとは「宇宙の波乗り」って意味だそうだけどいやはやなんとも正直「金返せ」と言いたくなるような情けない内容だったと言わざるを得ない。
ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズの壮大な無駄遣いというキャッチコピーがバッチリ似合いそうなアド・アストラだった。