らをた広島

食べ歩きブログ

MEG ザ・モンスターズ2

かつて地球上に存在したとされる巨大ザメ・メガロドン(通称MEG)と人間の死闘を描く『MEG ザ・モンスター』の続編。
深海から出現したMEGの群れやさらなる巨大生物が、人間たちに襲い掛かる。

監督は『フリー・ファイヤー』などのベン・ウィートリー。主演のジェイソン・ステイサムをはじめ、ペイジ・ケネディクリフ・カーティスが前作から続投し、『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』などのウー・ジン、ドラマ「スクリーム・クイーンズ」などのスカイラー・サミュエルズらが出演する。

地球で最も深いとされる「マリアナ海溝」へやって来た、潜水レスキューのプロであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)と研究チーム。
深海で謎の生命反応を探知した彼らは、絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドン(通称MEG)と遭遇する。
さらに、MEGは群れを成してビーチに押し寄せ、さらにはMEG以外の巨大生物も人間たちに襲い掛かってくる。

1作めのMEG ザ・モンスターズは観たがとにかく中国市場に迎合した造りに辟易したのを覚えているが続編はどうなんだろう。

あのデビッド・ボウイとクイーンの名曲から始まるが主演は今回もジェイソン・ステイサムだ。

オープニングに中国の会社らしいロゴがでるので何となく嫌な予感はした。

中国人が登場するのは別に悪くはないが、中国礼賛映画にならなきゃいいがといらぬ心配をしてしまった(笑)

深海を舞台にしているが確かに身近ではある海だけど深海はほとんど知られて居らず宇宙と同じように描くのは正解かも知れない。

サメがこんな深海に物理的に潜れるのかは知らないが一応のリアリティはある。

ストーリーは前作同様に簡単でわかりやすいのだがいくらわかっていないとは言え深海を舞台にマンガのような展開ではある。

悪役はキャラが立っていて良いのだがあの手この手が塞がれて八方塞がりでどうにもならなくなった所に中国が助けにきて終わりとか前作みたいなのはやめてや、と思った。

ついさっき深海でヘルメットのガラス部分が割れて水圧で即死したメンバーが居たはずなのに、ジェイソン・ステイサムが無装備でフツーに深海泳いでいるのにはさすがに閉口した。

ゾンビ物とかもそうだけど最初はバケモノの脅威が描かれるのだが、それだけじゃ話しが膨らまないので途中からバケモノはオマケみたいになって、人間ドラマが主眼が置かれる事が多いがこの作品も正にそのパターンだ。

悪役をやってる役者さんはどっかで見たことあると思って調べてみたらセルヒオ・ペリス=メンチェータというスペイン人でランボー ラスト・ブラッドでシルベスタースタローンに、最後心臓抜き取られるヒトぢゃん(笑)

それにあらゆる場面がご都合主義でツッコミどころは満載過ぎて探すのも諦めたくらいだ(笑)

今話題の中国の海産物も出てきて後半は前作同様完全に中国人向け作品に成り下がる。

さてラストのオチはどうするのかと楽しみにしていたらシリアスだった前半と路線変更したのか特に終盤はコミカルアクション映画となって、何だか残念な展開をしてしまう。

もしかしたら中国ではこう言うのが受けるのか知らないが幾ら何でも支離滅裂で苦笑いするしかない。

結果的には極端な中国礼賛映画にはなっていなかったが中国市場を意識したと言うより中国マネー目当てが見え見えで、作品の世界観に入り込めなかったMEG ザ・モンスターズ2だった。