手打ち中華そば 侍(山口市仁保)赤味【山口拉麺維新2015】
山口市の道の駅 仁保の郷のすぐ近くにある手打ち中華そば 侍。
休日の昼過ぎにきたら駐車場は満杯、店内は待ち客で溢れている。
思えば今からちょうど1年前に先代の大将から今の大将に代替わりされていろいろ苦労もあっただろうがそれを乗り越えられたみたいで安心した。
代替わり当初はやっぱり客足がバタッと落ちていたが以前の侍と寸分変わらぬそのラーメンの味が徐々に理解されたようで徐々に客足も戻ってきているようだ。
中でもちょっと笑えたのが以前の大将がやっていた、火曜定休&昼のみ営業まで継承することはなかろうに(笑)
ここにも今回の山口拉麺維新2015のポリシーが誇らしげに貼ってある。
これは文言のデキも良いので彫り物にでもしたら良いのではないか?
ラーメンとつけ麺があってそれぞれに「元味」「濃い味」「新味」との組み合わせのラインナップで基本的に福島県の白河ラーメンのとら食堂の系統の店と考えればわかりやすい。
これまで前の大将と今の大将でほとんどのメニューを食べてきたから今回は山口拉麺維新2015用の赤味(せきあじ)というのにチャレンジしてみることにした。
まずはつけダレからやってきた。
どうみても赤い脂が浮かんでいるようで辣油が追加してあるのかな?
メニューに「プチ程度の辛さ つけ麺は辛さと酸味をお楽しみ下さい」と書いてある。
そしてこちらが麺になって手打ち中華そば侍の手打ちつけ麺 赤味850円。
しかし以前からそうだがこの自家製麺のしかもちょうどわんたんの皮のような独特なびろびろ食感麺は健在で実に楽しませてくれる。
ただ面白い麺に対してこの辣油が追加されたつけダレは辛味が弱々しく辣油の脂分しか感じられず更に酸味はほとんど無きが如しだ。
一方ピリッと辛さを発揮するネギやカイワレは非常に良いアクセントになっているし燻製風のチャーシューも出すぎず埋没せず実に良い仕事をしておりここらへんはセンスを感じてしまう。
となると惜しむらくはこの辣油添加で煮詰めが足りないと言われても仕方ないんじゃないかな。
悪くはないが良くもないと言った印象でこれが新しい侍の大将のこれからの手腕に期待するしかないだろう。
今回は新大将の山口拉麺維新初参加だから参加することに意義があると思うが今がこれだけのレベルにあるだけに、来年はこのスペシャルメニューに今から期待を膨らませてしまうのだった。