キイロスズメバチ駆逐
あるとき自宅の使っていない換気扇フードの中に虫の巣のようなモノがあることがわかった。
なにかようわからんが周りに飛んでいるのはそれほど大きくないハチのようで勝手にアシナガバチの巣だと思っていた。
だけど巣が球状であることや時々室内で飛んでいるハチをよく見るとキイロスズメバチではないかと疑うようになった。
「キイロスズメバチ
日本に生息するスズメバチ属では本種が最も小型であり、体長は女王バチが25~28mm、働きバチが18-24mmである。頭部は黄色、胸部は黒色で肩板などが黄色、腹部は濃褐色と黄色の縞模様で、全体的に黄褐色の毛で覆われている。
攻撃性が非常に高く、巣の近くを通っただけで攻撃されることもある。特に一旦刺激を受けた巣では攻撃性が増して危険である。スズメバチ類の刺傷例では本種によるものが最も多い。
働き蜂・雄蜂とも数百から千匹以上、新女王は200-800匹。活動期間は5-11月、個体数は9-10月に最大となり、人の刺傷例も秋に最も多い。
食性は幅広く、幼虫の餌として各種の昆虫・クモ類を狩るほか、カエル、ヘビの死体までほとんど何でも利用する。」wiki引用。
要するにこのまま放置しておくとヤバイことになりそうなのだ。
そこで登場してくれたのが某電力会社でこの手の虫の駆除経験のあるマモラ氏。
全身をそれ用の防護服に包みクツは安全靴、アタマはヘルメットにハチ用の網を被るという完全防護だ。
手にしているのはスーパースズメバチジェットと言うスズメバチ専用殺虫剤。
適応害虫はオオスズメバチを除くスズメバチ、クマバチ、アシナガバチ、アブ、ブユ。
効能はスズメバチ等の駆除とスズメバチの巣の処理とあり巣ごと全滅させてくれるいわばスズメバチの天敵だ。
まずはハチが巣に帰ってくる夜になるのを待って20時半くらいから換気扇のある風呂の入って準備する。
次に換気扇のフードを目の細かい虫用の網で覆ってしまいそこに外から換気扇を通してこのスーパースズメバチジェットを2本半ほど噴射!!
・・・と言っても自分は安全な風呂場の外でマモラ氏の合図に従って換気扇のスイッチをオン・オフしていただけなんだけどね(汗)
かくして10分もしない間にキイロスズメバチの巣は全滅、まさに一網打尽にした虫網は夥しい数のキイロスズメバチの亡骸だらけになった。
これでやっと平穏が訪れて安心してうちから出入りできるようになったがスズメバチってホントのスズメのような大きなハチのことだと思っていたが案外小さいタイプが凶暴らしい。
どうもキイロスズメバチの天敵たるオオスズメバチの減少で本来食物連鎖弱者のキイロスズメバチが増えてしまっているのが現実のようだ。
ここからは後日再びマモラ氏がやってきてくれて撃退したキイロスズメバチの巣を撤去するときの様子。
まずは巣の入っている換気扇のフードを取り外すと眼前に広がるのは圧倒的存在感のキイロスズメバチの巣。
思ったよりデカい。
後ろ側から見ると蜂の巣の構造がよく理解できる。
人間のビルのよう4階建てにちゃんと仕切られていて独特なハニカム構造が整然と並んでいる。
巣の表が換気扇のフードにはみ出しているが巣自体は換気扇にめり込むように設置されている。
これだと換気扇を回しても空気を通す羽根を広げることができず換気扇の機能は麻痺させられていたようだ。
巣の中身を引っ張りだしたところ。
夥しい数の成虫と幼虫の死骸がそこらじゅうにころがっている。
この時点でハニカム構造の中の玉子から羽化したばかりのまだ色が白い成虫やその前段階の奴らがエイリアンのようにうにうに動いていたりもう少ししっかりした色の成虫がごそごそと動くのが確認された。
巣を全滅させられる攻撃を仕掛けられておいてまだいてまだこうして生きているなんて凄まじい生命力だと感心させられる。
ちなみにどれが女王蜂か探してみたがわからなかった。
これらも残ったスーパースズメバチジェットで完全撃退して全てを取り外して燃えるゴミの紙袋に収容した。
どちらにしても自分の好きなこの東洋美人一升瓶一本の約束でこの厄介な作業を快く引き受けてくれたマモラ氏に深く感謝します。
ちなみに自分はゴキブリが出たくらいで逃げ出して息子や娘にやっつけてもらうほどの虫嫌い(涙)