

2016年12月23日(金)天皇誕生日の午前8時前に自分は皇居前広場に居た。
言わずもがな天皇誕生日一般参賀のためだ。
東京に土地勘の全くない自分はここにちゃんと来れるか心配だったのだが皇居周辺には警察官が沢山いるので道を尋ねたら親切に案内してくれた。


しかし朝から凄い人だ。
ざっと見回しただけでも3万人以上はいることだろう。
列に並んでいるとどこからともなく日の丸が手渡された。


DJポリスのように先導してくれている警察官もたくさんいるのでこれだけの人数でも静かにきちんと整列して並んでいるのだろう。
周りを見渡すと老若男女満遍なくいるのだが外国人、特に白人が多いのがよくわかる。

さて9時半になると皇居正門が開いていよいよ中に入ることが出来る。
基本的にかなり多くの人数ではあるが自分は一人だったので昔スキーでリフトに並んだ要領でうまいこと徐々に前に進んでいけた。


正門をくぐったあと道が右に曲がっていたので行列の先頭が見えたが、警察官の後ろには右翼な服装の方々が見える。


報道陣も多くカメラを構えているのだが運良く右翼の方々の近くまで前に出ることが出来て先頭まであと5列くらいの場所を確保できた。
ちょうど10時20分になると天皇陛下、皇后陛下そして皇太子殿下がお出ましになられてあちこちから「天皇陛下、万歳!天皇陛下、万歳!」と歓声が上がり日の丸が振られる光景は壮観だ。

その後、天皇陛下のお言葉があるのだがあれだけ騒がしかったのが水を打ったように一気に静かになった様はちょっと体験した事がないくらいで、一般参賀に来るような人々の認識の高さを感じる。


お言葉が終わると再び「天皇陛下、万歳!」となり一般参賀が終わるのだが入ってきた方向から逆方向へ進み、皇居外へと誘導される。


皇居は基本的に江戸城跡なのでそれらしい雰囲気に満ちており普段の日でも見学できるようだ。
それにしても今上天皇陛下のご尊顔を拝謁できるのはまさに恐悦至極だし譲位の話もあるので単純に日本人としてはやはり人生に1度は一般参賀に訪れるべきじゃないかと思った。