らをた広島

食べ歩きブログ

Ngonンゴン(呉市)鶏肉のフォーセットランチ

Ngonンゴン

公式サイトをあれこれみてから、お袋とやってきたがなかなかわかりにくい場所ではある。

表にあるメニューによると正確にはNgon Vietnamese Restaurant & Bar(ンゴーン ベトナム レストラン バー)らしい。

ビルの階段を上がるとそこに扉があってやっと店内に入ることができる。

お店はけっこう広くてカウンターとテーブル席がいくつかあって窓際の席にふたりで座った。

大将とおぼしき男性が接客してくださったがベトナム料理なんて全然知らんからとりあえず、メニューにある「フォー」と「ブン」について聞いてみた。

お袋のリクエストでアッサリしたのをお願いしたら鶏肉のフォーセットランチを勧められたのでこれを二人前注文した。

チョット待ってからキタヨ!!Ngonンゴンの鶏肉のフォーセットランチ880円。

フォーとはは米粉と水を練って作られるきしめん状の平たい麺。

ベトナムでは高級ホテルの朝食やレストラン、路上の屋台まで街中の至る所で食べることができる。

フォーはベトナム(特に北部)のソウルフード的存在だが家庭で作ることは少なく主に外食として親しまれている。

これに生と揚げ春巻き、独特な味付けのサラダ、

それに別皿でパクチーにレモン、そしてデザートに緑豆のぜんざいである「チェー」がセットになっている。

注目の鶏肉のフォー。

パクチーとレモンは好みで入れるそうだが最初はそのままでいただいた。

米粉の麺はペラペラでクタクタなのだがどこかホッとするような優しい食感と味でスープはまるで薬膳を思わせるようでパンチに欠ける。

そこでまずは個人的に気に入っているパクチーを入れてみたがこれで一気にエスニックな雰囲気になってくれる。

パクチー初体験のお袋がどういう反応をするか心配していたがとっととパクチーを全部入れてレモンも搾りまくって食べている(笑)

どうなのか聞いてみたら「レモンは搾りきった方が美味しい」と返ってきたので自分もそうすることにしたら確かに全体のバランスが取れたのかエッヂの立った麺に特進したようだ。

生春巻きが苦手なのでお袋の苦手な揚げ春巻きと交換した(笑)

コレに関してはタイ料理とかで食べたのとそれほどの変わりはないようだ。

この鶏肉のフォーはパクチーとレモンを入れてからは後半にかけても食べ飽きるどころかこの旨みをグイグイ発揮してくるようでもしかして無化調なのかな。

お袋も自分もスープを残すことがデキずに気がついたらスープまで一滴残らず完食してしまっていた。

さてなんとも不思議な緑色だがベトナムのぜんざいと説明されたチェー。

実際食べてみるとホントにぜんざいのように豆を煮て甘く味付けしたもので中にグニュッとした食感の小さなゼリーみたいなのがありこのランチの〆にピッタリだ。

もしかしてお袋が気に入らなかったら2人前食べにゃならんと覚悟して入ったお店だったが意外にもお袋の超お気に入りになってしまったという予想外の展開になってしまったがそれにしても呉になかなか個性的で実力あるお店が続々とオープンしているようで、呉出身としてはちょっと嬉しい。

今度はブンや他のメニューも探求してみようと思わせたNgonンゴン(呉市)鶏肉のフォーセットランチだった。