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クリード 炎の宿敵

ロッキー(シルヴェスター・スタローン)の指導を受け、ついに世界チャンピオンになったアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に、リングで父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターが挑戦状をたたきつける。

ロッキーの反対を押し切り、父のリベンジを誓い試合に臨んだアドニスは、ヴィクターの反則行為によって勝利する。

しかしアドニスは、ボクサーとしてその結果に納得できなかった。

『ロッキー』シリーズでロッキー・バルボアと激闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子を主人公に据えた『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。

父の命を奪ったイワン・ドラゴの息子との戦いを軸に、クリードがさらなる成長を遂げる。

監督は短編やテレビシリーズを手掛けてきたスティーヴン・ケイプル・Jr。シルヴェスター・スタローンマイケル・B・ジョーダンらが前作に続いて出演している。

遂にアポロ・クリードをリングで殴り殺したイワン・ドラゴが登場しますますロッキーシリーズの続編の色彩を濃くしてくるこのクリードシリーズ。

ロッキー4でロシア人ボクサーイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンもかなり歳を取っていて時代の流れを感じてしまう。

主役の役者がちょっと弱く感じられるのは「脇役」となってるシルベスター・スタローンドルフ・ラングレンの威圧力ある存在感があり過ぎるからかも知れない(笑)

クリードの愛車はアポロ・クリードの愛車でもあったと言う設定でフォード マスタングクーペで低く構えたそのスタイルは確かにかっこいいし主役のキャラクターに良くあっている。

この作品では実際にドラゴとロッキーが話すシーンがあってあれからもう35年以上も前の事だが、今だに悪役として通用するほど頑張ってるのには頭が下がる。

クリードを演じる(マイケル・B・ジョーダンは前作よりさらに身体を鍛え上げているようで昔のロッキー同様に筋肉美に目を奪われてしまう(笑)

この手の作品には鋼の肉体は絶対に必須だが単にボディービルダーみたいなムキムキではなくスポーツマンに見える必要がある。

イワンドラゴも凄い身体をしていたがその息子をやってる俳優もとてつもない身体つきでココらへんはやはりしっかり抑えてある。

ストーリーは過去の因縁の対決を連想させるものでコレはかなり辛い展開だ。

途中、イワン・ドラゴの恋人役だったブリジッド・ニールセンが出ていたが懐かしかったが当たり前だが歳を取っていてビックリしてしまった(笑)

前作に比べてクリードの内面性が良く描かれていてクリードの弱かった存在感がかなり改善されてきて、より感情移入できるようになってきた。

前作同様、原始的で過酷なトレーニング、敵地に乗り込んでの最終大戦はロッキーのお得意のパターンだ。

クリードは黒人なのにロッキーとよく似ているように見えるのにドラゴの息子はドラゴに全然似ていないのはちょっと気になった。

この作品でもハイライトの格闘シーンは凄まじい迫力でこれはいつもながらよく出来ていてロッキーの続編に相応しいと言わざるを得ない。

すっかりクリードシリーズにハマってしまったクリード 炎の宿敵だった。