らをた広島

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クリード チャンプを継ぐ男

ボクシングのヘビー級チャンピオンであったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)。

さまざまな伝説を残したアポロだが、彼が亡くなった後に生まれたためにアドニスはそうした偉業を知らない上に、父との思い出もなかった。

それでもアドニスには、アポロから受け継いだボクシングの才能があった。

そして父のライバルで親友だったロッキー(シルヴェスター・スタローン)を訪ねてトレーナーになってほしいと申し出る。

シルヴェスター・スタローンが演じた『ロッキー』シリーズのロッキーが、ライバルのアポロ・クリードの息子と再びボクシングの世界に身を投じるさまを活写した話題作。

アポロの息子アドニスが、トレーナーとなったロッキーのもとでボクサーとして成長する姿を見つめる。

メガホンを取るのは、『フルートベール駅で』で注目を浴びたライアン・クーグラー

スタローンと『フルートベール駅で』などのマイケル・B・ジョーダンが、師弟となるロッキーとアドニスにふんする。

熱いドラマはもちろん、ボクシングシーンも必見。

クリード3が公開されたので慌てて過去の二作をAmazonプライムビデオで観る事にした。

ロッキーシリーズは全部観たが安易なスピンオフ映画だと思ってコレまで敬遠してきた。

クリードと言えばロッキーの最初にして最大のライバル、アポロ・クリードの事だと思うがその息子の物語のようでロッキーシリーズをアポロ・クリードの息子が引き継ぐというなかなか面白い展開になっているようだ。

この手の映画の見せ所は勿論、激しいボクシングシーンだと思うがその前にヘビー級である以上インパクトのあるゴッツい身体が必須と言える。

ロッキー役でシルベスタースタローンも出てるし、ロッキーの息子はボクシングやっていない設定みたいだからこれは正当なロッキーの続編と考えて良いだろう。

作品にはあまり関係がないが劇中に旭日旗が出てきてこのシーンはテレ朝やTBSなど反日テレビ局は放映時にモザイクかけそうだ(笑)

アポロ・クリードはロッキー4でドラゴにエキシビションマッチで死んでしまって、予想してなかったのでとてもショックだったのを覚えている。

ロッキーはすっかり歳を取っていてちょうどロッキーが若かった頃のトレーナー、ミッキーに成り代わったように見える。

ロッキーがトレーナーになってからは鶏を追いかけるような昔懐かしいロッキーのアナログトレーニングが始まってオールドファンには嬉しい(笑)

肝心のボクシングシーンだが昔のロッキーと比較にならんくらいに迫力があって、近くで魅せるようなカメラワークもあるがおそらくはCG処理で、本当にぶん殴ってケガまでしているように見える。

かつてはあれだけタフで強かったロッキーが病に倒れるシーンは衝撃的だしこれからロッキーが亡くなるシーンがあるのかと思うだけであまりにも悲しくて時代の流れを感じざるを得ない。

ただちょっと気になるのはドラマ・トゥエンティーフォーでも感じたみたに偉大なシリーズの続編の主役は本編と比較してどうしても影が薄く感じられてしまう。

しかし原始的なトレーニングで有名なロッキーだったがまさか入院中の病院でトレーニングさせるのは笑ってしまった(笑)

だけどいざ試合になるとアポロ・クリードと同じデザインのトランクスには泣けてしまった。

ラストの格闘戦はさすがにCGが駆使されていると思うが見た事がないくらいのど迫力についつい見入ってしまうほどだ。

展開的にはまさにロッキーそのもので先が簡単に読めてしまうがそれでもロッキーのテーマ音楽がかかると昔ロッキーを観たときみたいにめちゃめちゃ泣けた。

これは確かにシリーズ化されるのは当たり前だと思うしシリーズを追いかけないといけない気がしたクリード チャンプを継ぐ男だった。