らをた広島

食べ歩きブログ

汁なし担々麺よりみち(西区)汁なし担々麺

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汁なし担々麺よりみち

西広島バイパスの下り口横にあって最初は逆方向からだとどうやって入ったらよいかわからないだろう。

駐車場はお店の前にじゅうぶんにあるし場所柄クルマじゃないと訪れることは難しかろう。

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店の中はけっこう広く基本的にすべてカウンターになっていて奥に厨房がある。

その厨房の横に自動券売機があってここで食券を購入して大将に手渡して席につくシステム。

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汁なし担々麺の食べ方がレクチャーされているのは珍しくないが好みで山椒はわかるとしても酢を追加して!というのはあまり経験がない。

まあ基本的に中華料理ってことになるんだろうから酢に合わないってことはないとは思うが。

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汁なし担々麺よりみちの汁なし担々麺(並)600円。

汁はけっこう多い方になると思うが基本的に辛さの指定はなく自分で卓上調味料で調整するシステム。

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見た目より麺は山盛り入っていてしっかりコシもあって旨い。

ただやっぱり万人向け設定のようで辛さ、山椒の痺れとも物足りなさを覚えてしまう。

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そぼろ肉も底にたくさんあってこれはしっかり混ぜないと味付けや具材が偏ってしまいそうだ。

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さてここからはテーブルにおいてある山椒とレクチャー通り酢を恐る恐るかけてみた。

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するとなかなか上質の山椒のようでピリッと痺れをもたらしてくれるので更に追加、酢は少なすぎて変化がわからんかったのでこれも多めにいれてみた。

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しっかり混ぜて味変を確認すると酢は思ったより悪くなくどっちかというとあっさり方面に導いてくれるようだ。

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気がつけば山椒ダダ入れしてビリビリに口の中が痺れてしまったがそれを酢が引き締めてくれているような爽やかな旨さに変化した。

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こうなるともうブレーキはぶっ壊れてしまって追い飯しないでもガツガツ最後まで食べてしまった。

申し訳ないがほとんど期待していなかったのだが予想を遥かに超える汁なし担々麺だったことは間違いない。

これは他のメニューにも興味がでてしまったのでまた来ることにしようと心に誓ってお店を後にした。

タテロング THE和 とろとろあんかけ玉子とじそば(エースコック)

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タテロング THE和 とろとろあんかけ玉子とじそば

希望小売価格:220円(税抜価格)
内容量:86g (めん 70g)
JANコード:4901071246563
発売日:2019年11月11日

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通な大人たちに向けたこだわり仕様の「THE和」シリーズ第五弾!上品な鰹だしに卵でとじたとろとろあんが絡む本格和風そば。

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そばらしい歯切れの良さと滑らかさを持たせためんです。そばの風味豊かに仕上げました。

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鰹や昆布のだしを利かせたとろみのある和風つゆです。アクセントに七味を加えることで、最後まで食べ飽きない一杯に仕上げました。

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ふんわりとした食感の卵、彩りの良いねぎ、磯の風味豊かな焼のりを加えて仕上げました。

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めん:そばらしい歯切れの良さと滑らかさを持たせためんです。そばの風味豊かに仕上げました。
(湯戻し時間:4分)
スープ:鰹や昆布のだしを利かせたとろみのある和風つゆです。アクセントに七味を加えることで、最後まで食べ飽きない一杯に仕上げました。

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かやく:ふんわりとした食感の卵、彩りの良いねぎ、磯の風味豊かな焼のりを加えて仕上げました。
パッケージ:玉子を月に見立て夜空をイメージした上質感のあるデザインです。外装にシュリンクフィルムを使用したカップで、既存の紙カップとは異なる質感を付与しました。

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かなりこってり感のあるカップ蕎麦でスープもかなり濃厚だ。

だから自分のようなラヲタでもじゅうぶんに楽しめる。

最近はこんな感じに日本蕎麦にガツンとくるスープや具をあわせてラーメンっぽく仕上げるのが流行っているのかあれこれとよく見かけるがその流れがカップ麺の世界にも押し寄せているのだろう。

とろとろあんあけ玉子とじっていうからかやくもけっこう頑張っていると思うしこの値段だったらコッテリ好きには絶対に満足度は高いと思われる。

めん屋 春蕾(西区)ラーメン

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めん屋 春蕾

横川駅から少し歩いた比較的わかりやすい場所にある。

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店内は明るくて広くご夫婦と思わしきお二人で切り盛りされている。

人気店のようで混んでいてなんとかカウンターに座ることができた。

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周囲を見渡すとほとんどの客が680円のラーメンに対して20円プラスの700円でこれに唐揚げ+ライス+漬物がついてくるラーメン定食を食べているのはまあ当然だろう。

どうでも良いがこのカウンターは途中で段差がついているので注意が必要だ(笑)

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めん屋 春蕾のラーメン680円。

中華料理屋のようなラーメンを想像していただけにかなり意表を突かれた。

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コレはコレはしっかりコシもあってどちらかといえば九州系を意識したような麺とスープになっている。

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広島ラーメンなどではまず見かけないキクラゲだがコリコリ歯ごたえが楽しめる。

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メンマとキクラゲって共演することってそれほどないんじゃないかと思うがこんな場所で出会えるなんてまったく思ってもなかった。

チャーシューはよくある脂ギッシュなタイプでこれも悪くない。

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中華料理屋によくある鶏ガラではなく明らかにトンコツベースの甘みがあってコッテリ感はあるのだが濃厚さはそれほどでもないので全体の印象はアッサリしている。

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後半になるとやや食べ飽きてしまったがそれでもなかなかのものだ。

このスープをベースにラーメンを中心にした定食がメインみたいだけどこの内容と値段なら人気が出るのも当然だろう。

個人的にはラヲタ向けのもう少しマニアックなメニューを追加してくれたらもっと嬉しいなと思ってしまっためん屋 春蕾のラーメンだった。

謹製 松茸香る鱧だしそば(東洋水産)

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謹製 松茸香る鱧だしそば(東洋水産)

希望小売価格 220 円(税抜価格)

内容量 95g(めん70g)

発売日 2019年11月25日

販売エリア 全国

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東洋水産株式会社(本社:東京)では、カップ入り即席麺「マルちゃん 謹製 松茸香る鱧だしそば」を、2019年11月25日(月)より、全国にて新発売致します。

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商品コンセプト
スープのおいしさにとことんこだわった「謹製」シリーズから、高級な日本の秋の味覚を贅沢に味わうということをコンセプトにした商品が新登場です。

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スープに土瓶蒸しを連想させる松茸の香りと鱧の旨味を利かせ、女性層やあっさり系を好むユーザーにぴったりな和風ラーメンです。

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商品概要
食べごたえのある角麺に、昆布、かつお、鱧の旨味に松茸の香りを利かせ、土瓶蒸しをイメージしたあっさりスープがマッチします。

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日本の秋の山の幸・松茸と、海の幸・鱧を合わせ、季節を感じていただける高級感ある味わいに仕上げました。

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鱧のダシなんてどんな味があるのか知る由もないがどうやらこれはその高級魚鱧が使われているようだ。

松茸の土瓶蒸しのようと言うのは少々大げさだがそれでもカップ麺と考えたら相当に美味いスープだと驚かされる。

個人的にはスープより具の肉団子とエビが多めに入っているのがアクセントになるので食べ飽きないのが嬉しかった。

松茸香ると謳うのであれば気持ちだけではなくもう少し松茸を本当に香らせて欲しいというのが本音だと思ってしまった。

麺彩キッチン あひる食堂(安佐南区)広島カキの濃厚味噌らぁ麺

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麺彩キッチン あひる食堂

ここは個人的にお気に入りで最近通ってしまっている(笑)

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その理由のひとつが頻繁に更新される限定メニューでこれがなかなか個性的でレベルも高い。

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麺彩キッチン あひる食堂の広島カキの濃厚味噌らぁ麺一日10杯程度980円。

「広島カキを低温調理でゆっくりと味を沁み込ませ濃厚な味噌と合わせて仕上げました。

こちらはキレッキレ歯ごたえの国産小麦の細麺でお召し上がってください。」

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味噌ラーメンにしては拍子抜けするほどの細さで大丈夫かと思うがそこはさすがは国産小麦麺だけあって味噌スープに決して負けていないのが凄い。

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低温調理カキは実際その調理法の恩恵がよくわからなかったのだが(汗)量はかなり入っていたがもう少し大ぶりのにした方が迫力出るように思った。

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逆に主役ではない筈の鶏チャーシューはこの濃厚味噌スープにどストライクでその淡白さは侮れないように思う。

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あひる食堂の味噌ラーメンは初めてではないが確かに味噌に全部塗りつぶされないような濃度に調整してあるようでここらへんが後半クドくならない秘訣なのかもしれない。

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モヤシや水菜の清涼感もうまく演出されていて全体に濃厚ながらも感覚的にはアッサリとした味わいを醸し出すのに成功しているかのようだ。

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ただやっぱり牡蠣の存在感やインパクトがもうひとつ弱いのがずっと足を引っ張ってしまいトータルとしての印象度はやや薄くなってしまった。

個人的には面白いとは思うが広島のラーメン屋ではやや定番になりつつあってハイレベルな牡蠣味噌ラーメンもあれこれあるので今回の限定は物足りなさを覚えてしまったのだった。

キュリ(佐伯区)チキンカリー

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キュリ

徒歩圏内に住んでいるのだがなぜかお初になる。

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一軒家を改装してカレーハウスにしておられるのは知っていたが本当にまるごと全部カレー屋さんになっていて玄関も普通の民家に入るようだ。

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店内はヒジョーにシャレていて自分のようなむさ苦しいオッサンが来るようなお店ではないのはたちどころに理解できた。

それでも快く出迎えてくれてなんだか悪いような気がしてしまった。

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チキンカリーの辛口(6倍)ルーだけ大盛り千円ちょっとだったと思うが忘れてしまった。

ルーは熱々の小鍋に入ってでてくるのだが取っ手まで熱いのでいきなりライスにぶっかけたりとかの行儀の悪いことはできないようになっている(笑)

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自分はカレーについて詳しくないのでそうマニアックには語れないのだがこのカレーが通常に家で食べるカレーとは根本的に違うことくらいはわかる。

6倍との辛さだがこれで一般的にはけっこうな辛さで油断をするとしゃっくりが出そうだった(笑)

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基本的に具はチキンしか入っていないのだがそれでもじゅうぶんにルーが旨くて変な話ライスすらいらんと思うくらいだ。

テーブルにラッキョが食べ放題でおいてあったので遠慮なく頂いたがこのラッキョまで旨いがな(笑)

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もう一方の福神漬けは普通だったがチキンもゴロゴロ入っていてこれとラッキョ、福神漬けとライスを少し絡めて食べるのだが全然食べ飽きることがない。

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最後は鍋が冷めてきたのでここぞとばかりに一気に残ったルーをライスにぶち撒けていつものようにガンガン食べてしまったが奇をてらった訳じゃないが丁寧な作り込みがなされているのがよくわかる。

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気がつけば皿まで食べる勢いになってしまっていた。

こんな近所に凄いカレーハウスがあったなんてなんで今まで来なかったのだろう。

でもカウンターもないシャレた店内でおっさんが一人飯をするにはお客の少ない夜の早い時間が正解かもしれんの〜・・・・

羊と鋼の森

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第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説を実写映画化。

ピアノの調律のとりこになった一人の青年が調律師を志し、さまざまな人々との交流や、挫折を経験しながら成長していくさまを描く。

主人公・外村を『四月は君の嘘』などの山崎賢人、外村の人生に大きく関わる調律師・板鳥をテレビドラマ「就活家族 ~きっと、うまくいく~」などの三浦友和が演じる。

『orange-オレンジ-』で山崎と組んだ橋本光二郎がメガホンを取り、『高台家の人々』などの金子ありさが脚本を担当。

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北海道育ちの外村直樹(山崎賢人)は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)と出会い、板鳥の調律したピアノの音色がきっかけで調律師を目指すことに。

やがて板鳥のいる楽器店で調律師として働き始め、先輩に同行した仕事先で高校生の姉妹ピアニスト和音と由仁に出会う。

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山崎賢人主演のピアノ調律師の映画。

最初はピアノ調律師をテーマに映画一本の尺を埋めるだけのネタがあるのか心配になった(笑)

上白石萌音上白石萌歌姉妹が姉妹役で出てくるのには笑えたが当然ながらソックリだし息もピッタリで説得力があった。

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ストーリーはある若者がピアノ調律師として成長していく過程を描いている。

内容は非常のリアリティがあってまるで実話のようだ。

タイトルも作品をよく表しておりなるほど、と思わせる。

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どちらかと言えば淡々とした展開ではあるのだがディテールまで丁寧に作り込まれていてちょっとした表現が心に沁み入る。

ビアノの事はわからんが調律師の事はもっと知らなかったので個人的にはとても興味深く観ることが出来た。

深く感動してお涙頂戴的な映画ではないがそれに匹敵するくらい非常に清々しい気持ちになれた良作と思えた羊と鋼の森だった。