
ラーメン一白。
ここは横川駅の近くにあったときに来たことがある。

最近移転されて旧54号(現在の可部街道)の祇園大橋の近くという郊外店になった。

横川の店舗は場所柄駐車場もなくとっても狭かったがこちらは当然ながら自前の駐車場を確保しておられる。


ちょっと入れにくいが店舗のすぐヨコに3台分。
これなら安心してクルマで訪れることができる。

店内はかなり広くなった。
大きなカウンターに囲まれた広々とした厨房に大将と店員さんがひとりの2人体制のようだ。

カウンター後ろにはテーブル席もあってこれならけっこうな収容人数になるだろう。

ランチや定食メニューもかなり充実しているようでこれなら幅広い客層が取り込めそうだ。
ただ全体にランチメニューにしてはちょっと高めなのが気になる。


トンコツしょうゆ一辺倒の広島ラーメンにあってラーメン一白は「醤油ラーメン」と「塩ラーメン」で勝負する非常に異色で希有な存在なのである。
ホントは個人的にこういう心意気のあるラーメン屋さんを応援したいのよね~(笑)

塩ラーメン780円。

ここの塩ラーメンは以前からかなり評価しているのだが相変わらずの優しい味。
トッピングも上品で単なるあっさり系っていうのとちょっと異なりしっかりと鶏のスープってわかる芯があってそれを昇華させた感じの仕上がりになっている。

惜しむらくは魚介の扱いでこれが弱いっていうか腰砕け感があってハッキリ言うと物足りない。
もう少しコッテリしても構わないからガツンと来る重層になった味わいが欲しくなる。

一方の醤油ラーメン680円。
なんで塩ラーメンより100円安いのか理由がさっぱりわからんがここは昔からそうだな~(笑)

ちなみに自分は一白の醤油ラーメンは初めてだ。
もっと甘めの味付けと思ったがそうでもない。
塩ラーメンと比較すると更に滋味深いっていえばいいのか魚介系がもはや感知できない。

チャーシューも比較的淡泊で要はラーメンとしてのドラマティックさに欠けるのよね~。
それが物足りないか大人び過ぎる印象を与えるのか総じてオコチャマにはウケない部類のラーメンと言えるだろう。

ヘンな話しだが尾道や福山あたりのもっと醤油が前面にでたタイプかふじもと系の魚介がはっきりわかるタイプの醤油ラーメンが恋しくなってしまった。
ニンゲンでも優しいだけのヤツよりも少々デキが悪くてもひとつに秀でたヤツが魅力的に見えてしまうのと同じなのかのぅ~とガラにもなく考えながら店をでた(笑)