らをた広島

食べ歩きブログ

しまい(安佐南区大町西)中華そば

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安佐南区大町から沼田へ抜ける幹線道路沿いにあるしまい
ここは広島ラーメン元祖の店として有名だ。
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以前は舟入で営業されていたようだがこちらに移転してこられたようだ。
自分は初めてなのだが店舗前と裏側の駐車場が変な形をしておりしかも路面がガタガタで停めにくい。
バイクを置こうとしたら即効で中からおばちゃんが出てこられて駐め位置を指定されたが常にクルマの駐車具合をチェックされているのだろうか?(笑)
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店内はがらんとけっこう広い。
左手の厨房があってその横にカウンターがあるのだがあまり使われていないように感じた。
その後にはテーブルがいくつもあって20人程度は入れそうだ。
さっきのおばちゃんひとりにこれまた年配の男性一人の2人体制。
どうやらおばちゃんが男性にラーメン造りを教えているようにも見えなくもない。
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壁には年季が入ったサイン色紙と懐かしいデザインのビールのポスターが貼ってある。
サインは主にローカル番組のアナウンサーがほとんどのようでココがいかに地元で有名な店であるかを示しているようだ。
しま2
しまいの中華そば600円。
コショウが最初からかけてあるオールドタイプっていうか元祖なんだからこれでいいのだろう。
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麺はよくある広島ラーメンのクタッとしたタイプではなく思ったよりもコシがある。
だけどスープはハッキリ言って薄い。
でもこれがそもそもの広島ラーメンだってのは間違っていないだろう。
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チャーシューも現在の基準からすればパサパサだと言われてしまうだろう。
だけどここしまいに関してはこれで良いのかもしれない。
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麺だけ現代風に進化しておりその他は頑ななまでに昔のままを貫き通しているのだろう。
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ここのラーメンを食べると「老舗」と言われている陽気とかすずめとかがいかに広島ラーメンに工夫を凝らして進化させてきたのかリアルに理解することができる。
ラーメンはずっと同じ材料・レシピで造っていると「昔のほうが旨かった」なんて言われてしまう食べ物なんだということを思い知らされた「しまい」だった。