台風の中、果敢に営業されているとのことだったので息子と一緒にやってきた。
さすがに空いているかと高をくくっていたら思ったよりお客さんはおられてびびった。
息子とカウンターに案内された。
今日は限定狙いではないので最近メニューに加わった海老星ことエビスターをお願いすることにした。
ちょっと待ってからキタヨ！塩ラーメン スター＆プラチナのエビスター（背脂普通）味玉ラーメン880円。
息子が注文したのは「法皇の典」こと「ハイエロファントノリーン」だがこれは過去に食べたことがある。
麺は大将が茹でる前にかなり揉んでくれるのでけっこうな縮れ仕様になっていてこれがこのお店の特徴ともいえるだろう。
塩ラーメンというわりには背脂がガッツリ入ったコッテリしたタイプでここに魚介とエビの風味がプラスされた独特のスープという成り立ちと捉えてよいだろう。
以前よりラフさが影を潜めてワイルドだけど丁寧さも伺えるのはやっぱり進化しているようだ。
柔らかくてトロトロのチャーシューはもはや絶品レベルでこれだけコッテリスープにコッテリチャーシューの組み合わせなのにクドくないのは凄い。
後半に入ってテーブル調味料の煮干し酢を少しだけ入れてみた。
するとよりスッキリした方向性に変化してくれてこれはなかなぁ面白い。
煮玉子は出される直前に少しだけ温めておられるようで濃厚な味わいなのにアクセントとしてキチンと機能しているようだ。
最初スープを見たときにこの背脂だったら完食できないと思っていたが煮干し酢の効果も相まってか割とラクラクスープを飲み干してしまった。
ここのお店は訪れるたびに少しづつ進化しているのがわかるのである意味来るのが楽しみにすらなってしまっている。
これからの展開にも要注意なお店のひとつではある。
