らをた広島

食べ歩きブログ

アンビュランス

妻の手術費を用意するため、元軍人のウィル(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)が血のつながらない兄ダニー(ジェイク・ギレンホール)に相談すると、3,200万ドルを奪う銀行強盗を提案される。

襲撃当日、犯行は当初のもくろみ通りにいかず、警察に追われる事態になってしまう。
追い詰められた二人は逃走用に救急車をジャックするが、そこにはウィルに撃たれて瀕死(ひんし)の警察官と、救命士キャム(エイサ・ゴンサレス)が乗り合わせていた。

トランスフォーマー』シリーズなどのマイケル・ベイ監督によるカーアクション。
瀕死(ひんし)の警察官を乗せた救急車を銀行強盗が逃走のためにジャックしたことで、街中を巻き込む追走劇へと発展する。

人質を死なせずに警察の追跡をかわそうと奮闘する兄弟を、『エンド・オブ・ウォッチ』などのジェイク・ギレンホールと『キャンディマン』などのヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、彼らの逃走に巻き込まれた救命士を『ブラッドショット』などのエイサ・ゴンサレスが演じる。

マイケル・ベイ監督作品と言うこと以外なんの前知識もなく観た。

タイトルのアンビュランスって何のことかと調べてみたら救急車を指すようだ。

カーアクションが売りの映画のようで古いフェラーリコルベット、現行のR35GT-Rが出てくる。

クラシックカーは別としてまさか貴重な内燃機関のスポーツカーをぶっ潰したりしないよね?と思いながら見ていた。

それにしてもこの銃撃戦のシーンは迫力満点と言うより流行りのCGをあまり使わず実弾使ってるとしか思えない表現もあってどうやっているのか知りたくなる。

警察側の指揮官がルパン三世カリオストロの城で有名なリアエンジンの旧型FIATチンクエチェントにどデカい犬を乗せて登場したのは凄いセンスだ。

ストーリーは簡単で強盗と警察の追走劇なのだがドローンを多用したと思われるカーチェイスシーンはかなりインパクトある。

映画の冒頭3分の1くらいから救急車による逃走劇になったのでこのまま尺が持つのか他人事ながら心配になってしまった(笑)

案の定、激しいアクションは収まって引き伸ばしが始まるが逃走してる救急車の中で衛生兵が麻酔なしで腹部動脈からの弾丸摘出→止血手術はいくら何でもムリがある。

最終的にはターミネーター2とかよくハリウッド映画に出てくる水の少ないコンクリートで固めた川を激走するのだがここはまるで映画やドラマのために作ったようにしか見えない。

挿入歌がクリストファー・クロスのセイリングだったのは驚いたがこの世代のアメリカ人にはコレが定番なのだろう。

終盤になるとこの作品を通じて何を伝えたいのかハッキリ分かるしここまで役者達が体を張ってる姿には頭が下がる思いだ。

ツッコミ所もままあるのだが思いもよらないラストだったが2時間16分、退屈せず目一杯楽しませてくれたアンビュランスだった。

オモシロイ。