昭和33年4月1日に売春防止法が施行され、吉原遊郭は半年たらずのうちにその三分の一が風俗店に転化した。
吉原の女郎・雪乃は、これを機に足を洗って愛人の鹿内と新たな生活を始めるはずだったが、極悪非道の鹿内の罠にハマり再び風俗店で働くことに。
しかも鹿内は田舎から上京してきた雪乃の妹・真弓を手籠めにし、雪乃が妊娠したと知ると凄惨なリンチを加えて殺害した。
半年後、雪乃が勤めていた風俗店の店長となっていた鹿内のもとに、凌辱された日以来行方をくらましていた真弓が現れ働き始める……。
非業の死を遂げた雪乃に谷ナオミ、雪乃の行方を捜して風俗嬢になる妹・真弓に大原美佐が扮して大胆な艶技を魅せるほか、鹿内を演じる室田日出男をはじめ、殿山泰司、真山知子、東てる美、山城新伍ら豪華演技陣が結集。
現代風俗を映し出す濃密なエロスとオカルトの世界が融合した異色怪奇ポルノ映画。
【キャスト】
大原美佐、谷ナオミ、真山知子、大泉滉、東てる美、山城新伍、殿山泰司、室田日出男
ポルノ映画にしては山城新伍や室田日出男が出てるので観てしまった(笑)
基本的にポルノなので女性のハダカがバンバン出てくる。
だけどそれなりに予算がついているのかただエロシーンを見せるだけではなくちゃんとストーリーもあってそれなりに観ていられる。
そもそも「トルコ風呂」なんて言葉はとっくの昔に死語だし久しぶりに聞いたが昭和のいかがわしさ満点で懐かしい(笑)
基本的にポルノなのだろうがこれにミステリーと言うよりホラーの要素が入ってきて、ボーダレスみたいな雰囲気の映画になってくる。
そのせいでエロもホラーも中途半端になってやや残念な展開になるのは仕方なかろう。
ただこれをポルノ映画として公開したのならそういうのを期待して映画館で観た客は報われない(笑)
ホラーとしては怖いと言うより笑ってしまうレベルでそういう意味では面白い。
1時間半の短い映画なのが救いだったがラストはただただ苦笑いしてしまった怪猫 トルコ風呂だった。