らをた広島

食べ歩きブログ

スイス・アーミー・マン

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ハリー・ポッター』シリーズなどのダニエル・ラドクリフが主人公である死体を演じ、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』などのポール・ダノと共演した異色作。
無人島で遭難した青年が、死体と共にサバイバルしてわが家を目指す型破りな冒険を活写する。
ヒロインに『スマッシュド ~ケイトのアルコールライフ~』などのメアリー・エリザベス・ウィンステッド
生者と死者という不思議なコンビがたどるシュールな旅のてん末に注目。
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無人島で遭難してしまったハンク(ポール・ダノ)は生きる気力を失い、悲嘆のあまり自殺しようとする。
ちょうどそのとき、海岸に流れ着いた男性の死体(ダニエル・ラドクリフ)が目に飛び込んでくる。その死体からはガスが出ており、浮力があった。
ハンクが飛び乗ると、死体は水上バイクのように動き始め……。
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ラジオで武田鉄矢が傑作だと強力プッシュするので観てみた。
1時間半程度の短い映画。
主演のハンクことポール・ダノは知らなかったがもう一人の主役マニーことダニエル・ラドクリフはさすがにハリーポッターシリーズで見たことある。
スイス・アーミー・ナイフって十徳ナイフの事らしく、するとこの映画のタイトルを和訳すると十徳男か?(笑)
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序盤は無人島での自殺志望男と死体のふたりだけの物語が淡々と続くがこれがシュールで笑える。
全体に低予算B級映画の香りが思い切り漂ってるし、ダニエル・ラドクリフは死体の役なのだが一応死んでいる体(てい)で話し始めると言う世界観はかなりぶっ飛んではいるが確かにすっかり惹き込まれてしまった。
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セリフもシモネタが多いがヒネリが効いていて時々ニヤリと笑わせてくれる。
しまいにはすっかり生きてる人間にしか見えなくなる「死体」によってヘタレだった過去の自分と決別して強くなって生きていく事を決めるハンクだが衝撃って言うか不思議なのラストが…(笑)
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トータルで見れば斬新で突飛な設定の映画に見えてなかなか奥深い内容だと思ったが、評価は好き嫌いがハッキリと別れて嫌いを通り越して特にラストは意味不明に感じる人すらいるだろう。
自分は武田鉄矢が言うように傑作だとまでは思わないが、一言で言うならやっぱり「シュール」(笑)