らをた広島

食べ歩きブログ

番本製麺所(西区)汁なし麻婆麺

番本製麺所

公式サイトによると自家製麺のお店らしい。

汁なし麻婆麺と玉子かけ麺の2本柱がメニューのようでどっちにするか悩んでしまった。

入店するとどことなく讃岐のセルフうどんのスタイルのお店のようでまずは自動券売機に案内される。

汁なし麻婆麺なるものがどんなのか知りたくてこれの食券を購入しスタッフの方に渡すとフードコートによくある呼び出しベルを渡された。

汁なし麻婆麺と玉子かけ麺の食べ方がレクチャーしてあるのだが基本的に唐辛子と山椒は入っておらず完全セルフのようだ。

そうこうしていると呼び出しベルが鳴ったので持って帰ってきたよ!番本製麺所の汁なし麻婆麺大850円。

ちなみに麺の並と大は同一料金なのでほとんどの客は大を注文していた。

なるほど汁なし麻婆麺というのは具はバラバラで麺にはタレがかけてあるようででてきてからこういうことか!と理解できた。

これにデフォルトでスープがついてくるのだがトッピングは肉そぼろ、ニラ・・・・

ザーサイにネギ、そして豆腐のようでこれを混ぜて食べるようだ。

20回くらい混ぜろと説明書にかいてあったのでとりあえずこのまま何も入れないで混ぜて食べてみたが確かに辛さと痺れは全くない状態なのでオコチャマ麻婆豆腐みたいになるかと思ったらどちらかと言うと薬膳のような感じでこれはこれで悪くない。

さすがにこれだと少し寂しいしすぐに食べ飽きてしまいそうだったのでさっそく目の前の唐辛子と山椒をぶっこむことにした。

最初かよくわからないので適当に少しだけ入れてみたがさすがにこれだとちょっと物足りない。

店主のオススメは唐辛子4,山椒6だと書いてあるのでこれに沿ってみることにした。

後半にこのレモン酢を入れると良いともあったのでこれも実行してみよう。

さっそくその説明書通りにしてみたが確かにこれだとちゃんとパンチがあって辛さも痺れもちょうどよい加減になってくれる。

トッピングもこの状態にしたほうがバランスが取れるようで箸がガンガン進むよういになってくれた。

ここでレモン酢を投入したらこの酸味が油っぽさを払拭してくれて爽やかになる方向に味変するのでさらに食べる速度がアップしてしまった(笑)

スープも最初はその必要性を感じなかったが特に終盤に口直しになるので確かにこれはあってくれて嬉しかった。

なるほど最近は汁なし担々麺に飽きてしまったのですっかり食べなくなっていたのだがこういう工夫があると面白いと思わせてくれた番本製麺所の汁なし麻婆麺だった。

自家製麺はなかなかのもんだと思うのでこれだと玉子かけ麺も期待できそうだ。

BLUE GIANT

雑誌「ビッグコミック」で連載されていた石塚真一の漫画「BLUE GIANT」を原作にしたアニメ。
ジャズに魅了されてテナーサックスを始めた青年が、バンドを結成して日本のジャズシーンを変えようとする。
監督を務めるのはアニメ「モブサイコ」シリーズなどの立川譲
チック・コリアスタンリー・クラークなどの有名ミュージシャンとも共演しているピアニストの上原ひろみが音楽を担当している。

仙台に暮らす高校生・宮本大。
ジャズに魅せられてテナーサックスを始めた彼は、来る日も来る日も河原でテナーサックスを吹き続ける。
卒業を機に上京した彼は、ライブハウスで同世代のピアニスト・沢辺雪祈の卓越した演奏を聴いてバンド結成を持ち掛ける。

取り合わない沢辺だが、聴く者を圧倒する宮本のサックスに胸を打たれて話に乗り、さらに宮本の熱意に感化されてドラムを始めた高校の同級生・玉田俊二も加わって“JASS”が結成される。
日本のジャズシーンを変えようと、彼らはまい進していく。

年始に公開されて本格的なジャズ作品とかなり話題になったアニメ映画。

マンガがベースらしいが個人的に特に楽しみにしていた作品でもある。

キャラクターの描き方が結構個性的で最初は若干戸惑ったが直ぐに慣れた。

ジャズには詳しくないが嫌いじゃないので聴いたことはあるがジャズアニメーションってのはおそらく初めてになる。

ジャズアニメと言うことなのでBGMもほぼジャズが使われていてこの作品ならではの雰囲気がある。

主人公は山田裕貴、相手役が間宮祥太朗岡山天音という売れっ子役者が声優をやっているのが最大の不安だったが最初からあまり気にならなかった。

最近の若い俳優さんは器用なヒトが多いのかヘタクソを排除してるのか知らないが以前ほど悲惨な吹き替えがなくなったように感じる。

トントン拍子に話しは進んで目まぐるしく展開するが、基本的に日本では残念ながらマイナー音楽のジャズをどうやって広げていくのか興味は深まるばかりだ。

主人公がサックス始めて3年と言うよりもズブの素人がいきなりジャズドラマーになるのはさすがに違和感があったがココらへんはいかにもマンガの世界だけどそれにしても妙なリアリティもあって世界に引き込まれる。

三人のキャラクターの演奏シーンは明らかにモーションピクチャで非常に動きがスムーズで悪くはないが、通常シーンとの作画に差がかなりあるのはやはり違和感がある。

スラムダンクやハイキューみたいなスポーツアニメみたいな類の感動があって実際何度も泣いてしまった。

タイトルの『BLUE GIANT』の本来の意味は「青色巨星(せいしょくきょせい)」だけど、転じてあまりに高温なため赤を通り越し青く光る現象の事だ。

何かジャズ絡みの意味でもあるのかわからないが、なかなか粋なタイトルだ。

クラシックを取り上げたアニメはあったがジャズをここまでガッツリマニアックに扱ったのは見たことないし映像の美しさがジャズのエモーションを見事に表現しているのに驚かされた。

ストーリーは想像していたのと全然違ったとんでもない方向に進んでしまって途中から全く先が読めなくなる。

誰かが死んだわけでも可哀想な訳でもないのにラストは死ぬほど泣ける。

早速サントラが聞きたくなってしまったが本当にジャズで心が洗われた気がしたBLUE GIANTだった。

 

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊

アガサ・クリスティーのミステリーを原作に、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続きケネス・ブラナーが監督・主演を務めて映画化した作品。
第2次世界大戦後のベネチアで、降霊会に参加した名探偵ポアロが超常現象の謎に挑む。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などのオスカー女優ミシェル・ヨーのほか、ティナ・フェイジェイミー・ドーナンらがキャストに名を連ねる。

第2次世界大戦の後、ハロウィーンを迎えたベネチア
一線を退き、ベネチアで過ごしていた私立探偵ポアロケネス・ブラナー)は、謎の霊媒師(ミシェル・ヨー)が古ぼけた大邸宅で行う降霊会にしぶしぶながら参加する。
そこで招待客の一人が殺害されたことをきっかけに、ポアロは邪悪な世界へと足を踏み入れることになる。

アガサ・クリスティの推理モノはもはや定番と言うか定期的に映画化されているように感じる。

日本での横溝正史金田一耕助のシリーズが定期的に映像化されるようなものなのだろう。

そう言う意味では新たに推理して楽しむと言うよりはもはや落語のように決まったオチを楽しむような芸術みたいなもんか。

ベネチアの亡霊ってくらいだからイタリアが舞台でしかも時代もかなり昔に設定されている。

このシリーズは貴族の世界を描いているのが多かったが今回もその路線は相変わらずだがこれまでになくスリラー色が強いのが異色だ。

怪奇色は強くともホラーまでは行かないので基本的にはソレをポワロが暴いていくという推理物だ。

1時間45分の上映時間なのでストーリーはサクサクと進みテンポ良いので作品に引っ張りこまれる。

ただ途中から登場人物の詳しい説明になり話しがあちこちに飛んでややとっ散らかった印象を受けてしまう。

推理物だけに内容は詳しくは書けないが代表作でもある『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』などと比較すると全体に小ぢんまりまとまってしまって、この作品ならではというヒネリがない。

勝手に期待してしまったのもあるがやや薄っぺらい人物設定は物語も薄くしてしまうことがよく分かった。

アガサ・クリスティのシリーズはこれからも映像化されるだろうが、やはり王道の作品の方が何かと見応えがあるように感じた名探偵ポアロベネチアの亡霊だった。

 

日清の最強どん兵衛 カレーうどん(日清食品)

日清の最強どん兵衛 カレーうどん

希望小売価格 280円 (税別) 

発売日     2024年2月19日(月)

麺は、通常品の「日清のどん兵衛 カレーうどん」よりも太く、もちもちとした食感をアップした "極太うどん" です。

鰹、宗田鰹、サバ、干し椎茸、昆布、煮干しを使用した「6種の合わせだし粉末」に、現在販売中の「どん兵衛」シリーズでは最多となる30種のスパイスの旨みが感じられる「特製カレー粉末」を加えて仕上げるカレーつゆは、だしの香りと旨みが際立つ濃厚で奥深い味わいです。

具材には、"どんっ" と存在感のある "一枚おあげ" を入れました。

 

いつもより贅沢な「カレーうどん」を、この機会にぜひお召し上がりください。
商品特長

1. 麺
    通常品の「日清のどん兵衛 カレーうどん」よりも太く、もちもちとした食感をアップした "極太うどん"。 

2. つゆ
    鰹、宗田鰹、サバ、干し椎茸、昆布、煮干しを使用した「6種の合わせだし粉末」に30種のスパイスの旨みが感じられる「特製カレー粉末」を加えて仕上げるカレーつゆ。

だしの香りと旨みが際立つ濃厚で奥深い味わいです。 
3. 具材
    "どんっ" と存在感のある "一枚おあげ"、ネギ。 

ハッキリ言ってこれは凄い。

香り、味ともにへたすりゃそこらへんのお店のカレーうどんよりも遥かに上を行っている。

おそらくはダシにかなりお金をかけていてこれが相当に威力を発揮していると思われるがカレー粉のスパイシーさも感激もので、実際辛さもけっこうなもんでオコチャマには無理なレベルに割り切っている。

揚げも凄まじいハイレベルなのが入っていてこれで300円とかウソだろ!と言いたくなるレベルだ。

欲を言えばスープにもう少しトロミをつけてくれたら完璧とも思えるが現状でもじゅうぶんだ。

こんなガチもん出されたら同業者だけではなくうどん屋さんもタマランだろうと容易に想像がつく。

この最強シリーズは確かに最強ではあるなと思い知らされた日清の最強どん兵衛 カレーうどんだった。

オススメ

Soba 無双(中区)鶏白湯つけ蕎麦

Soba 無双

公式サイトに変わった蕎麦がメニューにたくさんあるのを見てやってきた。

変わった蕎麦と言えばそば屋二八十六が思い浮かんでしまうがどうやらそこまでの変態路線ではないようだ。

開店時間になって入店するといかにも日本蕎麦屋という落ち着いた店内のカウンターに通された。

どれにしようか迷ったが最初なのでメニュー筆頭の鶏白湯つけ蕎麦をお願いした。

日本蕎麦屋さんらしく七味は本格的なのが並んでいて期待させられるが鶏白湯にこれを使う事になるのかどうか疑問ではある(笑)

チョット待ってからキタヨ!!Soba 無双の鶏白湯つけ蕎麦900円。

なるほどこれが蕎麦でなくて太い中華麺だったらそのままいわゆるつけ麺でいけそうだ。

さっそく蕎麦をつけダレにたっぷりと浸してからいただいたがなるほどこれはなかなか濃厚な鶏白湯スープだ。

スプーンも一緒に配膳されたのでスープだけ頂いたが塩分濃度は高くなくこのまま飲めてしまうほどでこれは完全に好みだ。

煮玉子に鶏チャーシューはどちらも冷たいのでこれをスープに入れて冷たい蕎麦をいれるとこのスープ温度がどんどん下がってしまうのは仕方ないのだろう。

蕎麦にはゆずの他にたくあんみたないのが入っていて食感とともに味わいに変化があるのも面白い。

途中からもうそのままスープを飲みながらトッピングとそばを入れ替わり食べられるのはけっこう楽しい作業だった。

スープ割りがあるのかわからないが、必要とすることなく余裕で完食。

たしかに面白い発想だと思うがやはりこの手のそばは二八十六で思い切り振り切った変態仕様に口が慣れてしまったのかどうにも物足りない印象が残る。

ほかにもホルモンだスパイシーだ痺れ麻辣だのあるようだがこっちのほうを攻めてみたほうがよかったのかもしれないと思ったSoba 無双の鶏白湯つけ蕎麦だった。

ヴィレッジ

『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人監督が、ある集落を舞台に環境問題や限界集落、若者の貧困、格差といった社会の闇を描いたサスペンス。

美しい自然と神秘的な薪能が魅力的な村を舞台に、ゴミ処理施設で働く青年の人生が、幼なじみが東京から戻ったことをきっかけに変化していく。

主人公の青年を『嘘喰い』などの横浜流星が演じ、黒木華中村獅童古田新太などが共演する。

夜霧が幻想的な集落・霞門村に暮らす片山優(横浜流星)は、美しい村の山に建設された巨大なゴミの最終処分場で働いていた。

母の君枝(西田尚美)の作った借金の返済に奔走する一方、職場の作業員に目をつけられた優は、浮かばれない日々を過ごしていた。

しかし、幼なじみの中井美咲(黒木華)が東京から戻ったことから、優の人生が変わっていく。

オープニングにネットフリックスと表示されるのでネットフリックス資本の作品と言うことか。

ど田舎の集落が舞台のサスペンスと言うのでどうしてもあの「ガンニバル」を連想してしまうがこの映画はどうなんだろう。

ガンニバルはマンガが原作でその実写化というドラマだったがこのヴィレッジは原作がないらしくこの映画のオリジナル脚本のようだ。

冒頭のシーンで今をときめく一ノ瀬ワタルが木っ端ヤクザの脇役で出てきたがサンクチュアリがヒットしたコレからはもう少し違った役柄になると思われる。

主演は横浜流星なのだがやあまりにさぐれた雰囲気だったので最初は彼だとわからなかった。

その母親役の西田尚美もそれ以上のギャンブル中毒での荒れ方にコチラも誰かわからないくらいだった。

ガンニバルのようなホラーではないので恐怖を煽るような表現はないのだが田舎の半分閉鎖されたような村社会を描いているようで主人公は不幸のズンドコに落ちて行き全体にとにかく辛気臭い(笑)

何処か知る由もないがそう言う雰囲気のロケ地を選んでいるセンスは大正解だが能を絡めてくるセンスは余計辛気臭くなる気がする。

似たような作品だと勝手に思っていたガンニバルとは似ても似つかぬ辛気臭さとつまらなさにもう3分の1くらい観た時から正直しんどくなってきた(笑)

こうなると我慢大会の始まりで一ノ瀬ワタルの怪演だけを楽しみにするしかない。

オトコマエだけが取り柄だった横浜流星は演技がかなり上達していてこれには驚いたがガリガリの貧相な身体はどうにかした方がええんじゃないか。

ストーリーは哲学的で重く展開が遅くムダなシーンもかなりあってかったるく、昔の時間潰しにやっていたテレビの深夜映画のようだ。

一ノ瀬ワタルは嫌われ役をやっているがもう髪も束ねられるくらいに長く力士のようなゴッツい身体をしているので、もうこの時にサンクチュアリの相撲トレーニングをやっていたのかも知れない。

いわゆる胸糞映画と言うやつなのか日本の田舎の悪い所をとにかくほじくり出していく、現代の作品とは思えないくらいエンタメ度が低い。

今どき出演者がスパスパタバコ吸いまくるのも見ていて不愉快だし、余計に辛気臭さを感じる。

後半の1時間がとにかく長くて3時間くらいに感じられたヴィレッジだった。

残念ながら個人的には怖面白かったガンニバルと全く比較にならず今年一番つまらなかった。

 

みずとりの浜公園(佐伯区)

みずどりの浜公園

朝、ジムに行かない日は散歩(ウォーキング)を約1時間しているのだが自宅から近いのでみずどりの浜公園をそのコースにすることが多い。

横長の公園を抜けると海のすぐ近くまで出ることができてこの八幡川、河口は整備されていて景色もとってもキレイで気に入っている。

みずどりの浜公園というくらいだから大抵みずどりが海に浮かんでいて見ていて癒やされる。

瀬戸内海から対岸の呉市の絵下山や灰ヶ峰、果ては川尻の野呂山まで見渡すことができる。

ここはとってもきれいな砂浜ではあるが遊泳禁止になっている。

西区商工センターと佐伯区を繋ぐ2本の橋も下から覗くことができてこれもなかなか楽しい。

アップルウォッチでワークアウトを記録しておくとこんな風に帰宅してからiPhoneでデータ確認できる。

これくらいのウォーキングでもけっこうなカロリー消費をしている事がよくわかるので体重維持には効果はあると思われる。

けっこうお気に入りコースになっているみずどりの浜公園なのだった。