『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人監督が、ある集落を舞台に環境問題や限界集落、若者の貧困、格差といった社会の闇を描いたサスペンス。
美しい自然と神秘的な薪能が魅力的な村を舞台に、ゴミ処理施設で働く青年の人生が、幼なじみが東京から戻ったことをきっかけに変化していく。
主人公の青年を『嘘喰い』などの横浜流星が演じ、黒木華や中村獅童、古田新太などが共演する。
夜霧が幻想的な集落・霞門村に暮らす片山優(横浜流星)は、美しい村の山に建設された巨大なゴミの最終処分場で働いていた。
母の君枝(西田尚美)の作った借金の返済に奔走する一方、職場の作業員に目をつけられた優は、浮かばれない日々を過ごしていた。
しかし、幼なじみの中井美咲(黒木華)が東京から戻ったことから、優の人生が変わっていく。
オープニングにネットフリックスと表示されるのでネットフリックス資本の作品と言うことか。
ど田舎の集落が舞台のサスペンスと言うのでどうしてもあの「ガンニバル」を連想してしまうがこの映画はどうなんだろう。
ガンニバルはマンガが原作でその実写化というドラマだったがこのヴィレッジは原作がないらしくこの映画のオリジナル脚本のようだ。
冒頭のシーンで今をときめく一ノ瀬ワタルが木っ端ヤクザの脇役で出てきたがサンクチュアリがヒットしたコレからはもう少し違った役柄になると思われる。
主演は横浜流星なのだがやあまりにさぐれた雰囲気だったので最初は彼だとわからなかった。
その母親役の西田尚美もそれ以上のギャンブル中毒での荒れ方にコチラも誰かわからないくらいだった。
ガンニバルのようなホラーではないので恐怖を煽るような表現はないのだが田舎の半分閉鎖されたような村社会を描いているようで主人公は不幸のズンドコに落ちて行き全体にとにかく辛気臭い(笑)
何処か知る由もないがそう言う雰囲気のロケ地を選んでいるセンスは大正解だが能を絡めてくるセンスは余計辛気臭くなる気がする。
似たような作品だと勝手に思っていたガンニバルとは似ても似つかぬ辛気臭さとつまらなさにもう3分の1くらい観た時から正直しんどくなってきた(笑)
こうなると我慢大会の始まりで一ノ瀬ワタルの怪演だけを楽しみにするしかない。
オトコマエだけが取り柄だった横浜流星は演技がかなり上達していてこれには驚いたがガリガリの貧相な身体はどうにかした方がええんじゃないか。
ストーリーは哲学的で重く展開が遅くムダなシーンもかなりあってかったるく、昔の時間潰しにやっていたテレビの深夜映画のようだ。
一ノ瀬ワタルは嫌われ役をやっているがもう髪も束ねられるくらいに長く力士のようなゴッツい身体をしているので、もうこの時にサンクチュアリの相撲トレーニングをやっていたのかも知れない。
いわゆる胸糞映画と言うやつなのか日本の田舎の悪い所をとにかくほじくり出していく、現代の作品とは思えないくらいエンタメ度が低い。
今どき出演者がスパスパタバコ吸いまくるのも見ていて不愉快だし、余計に辛気臭さを感じる。
後半の1時間がとにかく長くて3時間くらいに感じられたヴィレッジだった。
残念ながら個人的には怖面白かったガンニバルと全く比較にならず今年一番つまらなかった。