らをた広島

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屍鬼



屍鬼

DVDで観た。
DVD9枚。
最初はなんのことかわけわからんかったしおどろおどろしいタイトルにどえらい怖い恐ろしい内容のオカルトモノを想像していた。
もともと恐怖モノは苦手で夢にでてくるから極力避けているのだがまあアニメーションだからそんなにビビらないだろうと思ってチャレンジしてみた。
おどろおどろしいバケモノやゾンビがいつ飛び出してくるのか構えていると一向にそんな気配がない。
始まってすぐから登場人物が次々と亡くなっていく。
ちょっと心配になるペースで。
それに負けず劣らず新キャラが登場しなかにはお笑い担当のようなモノもいる(笑)
オカルトの雰囲気を強く漂わせてて「起き上がり」=屍鬼と言う存在を中心に小気味良く物語は展開してゆく。
要は思い切り日本的な世界観にヴァンパイアが増殖すると言ういままでありそうでなかった設定なのだが安易に単なる吸血鬼話しになってはいない。
ややデフォルメが強すぎるキャラクターデザインにかなり違和感を感じなくもないがこれだけ次から次へと新キャラ登場させなきゃならんから仕方ないか(笑)
アニメならではの突飛で破天荒な物語になるか或いは勧善懲悪のアクションモノになりがちなので若干心配していたが杞憂だったようだ。
自分の妻がヴァンパイアに噛まれ屍鬼になってしまったのを利用して科学的にツラい実験をし屍鬼の弱点を発見する主人公。
しかし村人は見て見ぬ振りだからどんどん村は屍鬼が増えてゆき屍鬼に占拠されそうになってしまう。
そこで一念発起し一発大逆転を試みる主人公。
そこから人間の大反撃が始まる。
屍鬼と人間との一大戦争が勃発する。
若干尻切れ感はあるがラストにストーリーは全て解明されて辻褄あわせて物語は一応の完結をする。
これかアニメーションとは言えめちゃめちゃエグいが引き込まれるように見てしまった。
もしも実写化されたら昨今のCG技術を駆使すればさぞかしえげつない映画ができそうだ。
大人が楽しめるように配慮してあるのか単なるスリラーにしていないのが斬新かな。
ハッキリ言ってコレは面白いアニメだ。
暑い夏には特に(笑)