らをた広島

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ナンカン ローディアック(バイク用スポーツツーリングタイヤ)インプレ ライフ編

なんか1
前回前々回に続いて台湾製NANKANG ROADIAC WF-1 L HA スポーツツーリングタイヤのインプレをしようと思う。
リアをこのタイヤにしてから約1ヶ月あまり、距離は広島~札幌往復したから6000kmは突破している。その間、酷道、ワインディング、高速道路、ダート、完全なウェットなど雪道以外は一通り1400GTRで走行したんじゃないかな。
なんか4
それを踏まえての個人的総合評価は「かなり使える」ってことになる。
逆にいえばこれまでずっと装着していたブリヂストンBT-023との違いを見つけた方がわかりやすいのかもしれない。
だけどそれほど明確な違いは無くバイク屋に黙ってこのタイヤに交換されていても気付かないほどだと言って良い。
なんかん3
1車線くらいしかなく路面の荒れたいわゆる酷道を飛ばすのがキライじゃない自分はこのタイヤでもわざとリアを振り回すような走りをしてみたがいつものように素早い切り返しは可能だしバンクさせてから加速もリアブレーキの減速もなんら違和感を感じない。
グリップそのものもじゅうぶんで1400GTRでのフルバンクの安定度もBT-023となんら変わりは無かった。
コーナリング中にタイヤに負荷をかけるとパターンがめくれてきたようになってしまうのもBT-023と全く同じだ(笑)
なんか3
ただこれはフィーリングとしてではあるがコーナリングブリヂストン特有の粘りっていうか路面に表面が溶けて食らいつくってのが希薄のようでタイヤがパワーに負けて滑りはじめる限界速度そのものは若干負けているかもしれない。
わざと過剰なパワーをかけてトラコンが作動するまでタイヤを流してみたがスライドそのものは唐突ではなく穏やかで収まりも悪くない。
パターンを見るとサイドまでカットがあるBT-023に比較してこのナンカンローディアックは縁の部分はちょうどスリックタイヤにようになっておりタイヤのサイド部分に関してはやや固めのコンパウンドにしてあるのかもしれない。
その性格は高速コーナーの連続するようなワインディングロードでの印象にもはっきりでる。
なんかん5
フルバンクで高速コーナリングの安心度はかなりのもので少々のことでは滑る感じはまるでない。
当然ながらコーナリング中の段差やバンピングにもどちらかといえば穏やかに対応する。
自重340㎏+ライダー60㎏全部で400㎏にもなる1400GTRふわわkm/hに近い超高速コーナリングでもこのタイヤに関する不安はまるでないと言い切れる。
ただこのパターンから考えるとフルバンクで例えばコーナー途中がウェットになっていたりしたらスコーンと一気にグリップを失ってしまう可能性は大いにあると思う。
ここらへんは注意が必要かもしれないがそれはどのタイヤでも同じ事だろう(笑)
なんかん1
高速道路に関してはもうBT-023と肩を並べるって言うか完全な同等と評価できる。
1400GTRが目一杯のちょっと書けないような速度への対応もばっちりなようでふわわkm/h級のスラロームも自由自在だ。
ロードノイズに関しても非常によく調教してあって全然気にならない。
ダートに関してはロードタイヤとしては及第点で当たり前だがあまりグリップしない。
それでも個人的な感覚ではBT-023より良いと感じてしまったがこれはあれこれ詳しく書いても好みの差だしあまり意味が無いだろう。
なんかん2
そしてウェットだがさっきも書いたようにフルバンク時のウェット性能には疑問が残るパターン故にあまり無理をしないのが吉だというのが自分の見解だ。
だけど通常に走ったりそんにバンクさせない場合は本格的なウェットでも滑る感じは皆無だ。
ただちょっと気になったのはウェットな高速道路で進路変更中になんどか白線でリアだけズルッと滑ってしまうことがあった。
一度目は偶然を疑って何度もトライしたがやっぱり同様に数センチだけリアがスライドするのが確認できた。
なんかん4
これはBT-023では感じたことがなかったからもしかしたら完全な高速ウェット状況下でのライン上走行には注意をしたほうがいいかもしれない。
最後にライフについてである。
いくらこのタイヤのコストパフォーマンスが優れているとは言えライフがBT-023の半分じゃ話にならない。
性能もだけどコレが最も気になることなのは無理もない。
まだスリップラインまで少しあるのでこの調子でいわゆるツアラーライクな使い方をすれば8000~9000kmは使える計算になるのでリアタイヤだけで言えばブリヂストンBT-023とほぼ同等ってことになる。
なんか5
現在の4分山まで摩耗した状態もそのパフォーマンスに変化はなく個人的な評価は高いままだ。
それで今回自分はナンカンローディアックのフロントタイヤも注文してしまった。
もう少しすると前後ローディアックってことになるのだがこれでこのタイヤの全容が把握できることになるだろう。
このタイヤについてよく尋ねられるのはどこで購入してどこで装着するのか?ってコトが圧倒的だ。
自分はアマゾンドットコムで購入して1400GTRを購入してからずっとお世話になってるカワサキショップキティ(ZXR750からだから25年以上につきあいになる)に直接宅配して貰って装着している。
当然装着料は取られるがこれはどのバイク屋でも快くやってくれるわけではないらしい。
全国展開の量販店なんかはタイヤ持ち込めばやってくれるかもしれないが一般論として一見の客がこういうことを頼むと個人のバイク屋さんは嫌がる可能性もあるのでこのへんは人間関係の構築ってのが必要になるのかもしれない。
なんか2
安さに目を奪われてあちこちのバイク屋を渡り歩くと結局どこからも相手にされなくなるって例をよく聞くがこの辺は人間性の問題って気もしなくもない。
最後はハナシがそれてしまったがバイクライフって1人じゃなんもできないのよね~(笑)