総延長54.3kmもある広域農道で交通量が少なく走りやすいが、その反面路面は荒れていたり砂利や砂が浮いていたり雨が川になってヌルヌルになっていたり、果ては路肩の木々が伸びていてクルマを直撃したりと気が抜けずあくまでも自己責任で走らなくてはならない。
これまでもバイクやクルマで何度か全線走ったが、平気で反対車線に駐車して弁当を食べているクルマや、路上で寝そべっている子ヤギがいたりと通常では考えられない事も起こる道路でもある。
久しぶりに走りに来たがこの日は全線走れたが走行車が少ないからかやはり荒れていて春先なのに落ち葉が路肩にけっこう残っていた。
それとこの季節特有だと思うが桜の花びらがかなり散っていて、これが路面にピンク色になるくらいに堆積していてこれでタイヤがズルっと滑ってビックリした。
基本的に3速を中心に4速、時々5速を使って走るのだがGRヤリスの場合トルクバンドが広いので3速入れっぱなしで左足ブレーキを使って走っていた。
すると何度がこのブレーキオーバーライドシステム故障と表示されてエンジン出力が制限されパワーダウンしてしまった。
あれ?と思うがすぐにパワーは回復し何事もなかったように走り始めるがまたこの表示がでてパワーダウンを繰り返した。
クルマを駐めてスマホで調べてみたらどうやらブレーキオーバーライドシステムと言って「ブレーキとアクセルを同時に踏み込んだ際、安全のためにブレーキを優先して作動させるシステム」が搭載されているらしい。
オートマチックトランスミッション(AT)ならば理解できるがマニュアルトランスミッション(MT)にもこれを搭載する意味がよくわからんがとにかくアクセルを踏んだまま左足ブレーキで姿勢制御するという古典的な技はGRヤリスでは使えないらしい(涙)
なんとなく釈然としない気持ちを抱えたまま周防大島オレンジロードを走ったのだがこれも時代の流れと割り切らなくてはいけないのかもしれない。