らをた広島

食べ歩きブログ

山形屋西洋酒場(山口市湯田温泉)鶏白湯と冷麺JAPAN

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山口市山形屋西洋酒場
夜は居酒屋、昼はラーメン屋という二毛作のお店。
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お店の前は自前の駐車場でクルマにして7台程度駐車できるのだが今日はその2台分のスペースにバイク10台を無理やり駐めさせてもらった。
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今日もツーリングでどやどやとここまでやってきた。
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10台のうち4人が女性ライダーというなんとも華やかでロンリーライダーに嫉妬で呪い殺されそうなツーリング。
8人掛けのテーブルにまるで合コンのように座ったおじさんたちのデレデレ嬉しそうな顔が印象的ではある(笑)
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本日の限定ラーメンは冷麺JAPAN。
今日はコレを楽しみにやってきた。
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「あっさりした冷たいラーメンです。少しカツオを効かせ女性の方にも年配の方にも食べやすいラーメンにします。
お好みでゆずこしょう、梅肉を入れてお楽しみください」
と書いてある。
それだけではなく今日は限定で鶏白湯も用意されてるがね!!って自分が用意してくれって大将に頼んで置いたのだが(笑)
せっかくだから両方食べてみることにした。
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山形屋西洋酒場の冷麺JAPAN700円。
いわゆる冷麺や冷やし中華ではなく冷たいラーメン。
言葉でいうのは簡単だけど実際はこういうの滅多にお目にかかれない。
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コレに特製柚子胡椒と梅肉がついてくる。
しかしこの基本的には鶏なんだろうけど魚介を仄かに感じさせるスープ自体を半分凍らせたことで後半にかけても味が薄まらない。
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組み合わされる麺は細めの縮れ麺。
冷たく締められてしかも冷たいスープに入っているからかもしれないがコシが半端じゃない。
細麺とはとても思えない弾力に溢れている。
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冷たくすることのネガとしてあげられるのが脂分の硬化であるがスープ、チャーシューともその脂分はじゅうぶんにジューシーで旨さを失っていないのが凄い。
どういうからくりになっているのだろう?
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途中から柚子胡椒も梅肉も投入してみたが一気に大人の味に変化が楽しめる。
特に柚子胡椒は一気に尖った味になるがこの冷たいスープによくあうのにはそのセンスに驚かされる。
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夏野菜の揚げナスも清涼感を発揮してなかなかええ仕事している。
しかしこの冷麺JAPANはこれで3度めではあるが相変わらずのオリジナリティとセンスでこの手の冷製ラーメンでは他の追随を許さないと思った。
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せっかく限定ラーメンをもうひとつ用意してくれていたので連食することにした。
限定・鶏白湯とりそば550円。
今回は鶏100%の白湯スープだと書いてある。
スープは鶏100%とはやや信じがたい超コッテリ濃厚系。
しかし本格100%鷄白湯スープのラーメンで550円は自分が知ってる限りでは一番安い。
旨みもぎっちり入っていている新境地を思わせるが食べ進めるとやや雑味も一緒に抽出されているようなラフさも僅かなら感知される。
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麺はさきほどの冷麺JAPANと同じ細い縮れ麺。
さきほどは低温だったが故に際立ったコシも歯ごたえもはやりかなり弱くなっておりこれが決定的にこのスープとの相性を壊しているように思った。
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もともと居酒屋なので厨房が狭くスープは別の場所で作っているそうだがそういうのも不利に働いているのかもしれない。
もしかしたらこれから鶏白湯ラーメンで勝負してくる店が増えてくるとしたら値段的にも山形屋の鶏白湯こそがベンチマークになってしまいそうなくらいレベルは高いのだが冷麺JAPANのような独創性をみせつけられるとこちらの鶏白湯はやや役不足に見えてしまうのも仕方がないのかもしれない。