青島食堂 曲新町店(新潟県長岡市)
遥々900kmをバイクで走ってやって来たよ新潟県長岡市の青島食堂 曲新町店。
有名な店だから都会にあるのかと勝手に思っていたが予想に反してかなり田舎にどどーんと広い駐車場を抱えて目立つ立地にある。
なんと驚いた事にこの曲新町店の目の前の道を挟んで反対側に、って言うか目の前に青島食堂 宮内店があって「製麺部」と書いてあるがこちらでもラーメンを食べることができる。
自分は開店前にココに着いたのて少し遅れて来られた地元の方々と待ってる間話しが出来たがこの近辺には暖簾分けなどで多くの青島食堂系のラーメン屋があるそうで「長岡ラーメン」として一大勢力を形成しているようだ。
長岡ラーメンとは...
「長岡系ラーメン(ながおかけいラーメン)とは、新潟県長岡市発祥のラーメン。豚ガラを多く使い、比較的油っこい醤油味のスープに生姜の風味、香りがはっきりと分かるほど強く利いており、柔らかめのチャーシューが組み合わされる。ラーメン王と呼ばれるライターの石神秀幸による新潟四大ラーメンの分類では長岡流ショウガしょうゆラーメンである。」wiki。
一言でいえばショウガしょうゆラーメンのこと。
確かにこれはちょっと他ではなかなか味わう事ができないだろう。
店に入ると入り口に券売機があって食券を購入。
五右衛門風呂って言うか人間が茹でられそうなどでかい釜だ。
最近機械の進歩からなのかこういうのを滅多に見なくなったが独特の雰囲気があってなかなか良い。
自分は一番普通の青島ラーメンで720円。
ショウガしょうゆラーメンっていうからジンジャープンプンかと思っていたら香りは僅かに漂ってるだけ。
だけどスープを飲むとショウガがガツン!鶏としょうゆがジワジワ~。
通りを挟んで反対側の製麺部が作ってる麺は明らかに自家製麺然としており歯ごたえが素晴らしい。
この麺であれば少々のスープでもワンランクアップしてしまうくらいのよくできた麺にちょっとびびった。
気前良く大きいのが3枚もはいってるチャーシュー。
ほとんど味付けされていないタイプで肉の力強さだけを頂いてる感じで悪くない。
面白いのはちょっと例を見ないほうれん草のトッピングでコレには面食らったがこのラーメンには確かにベストマッチだ。
脂の少ないラーメンだが「あっさり」って言葉とはちょっと違うような気がする。
ジンジャーラーメンって誰でも思い付きそうだが実用化している例は少ないところを見るとこの青島食堂のショウガしょうゆラーメンは絶妙のバランスでかろうじて成立しているのかも知れないがそれにしては突き抜けたオリジナリティを持ちながらも旨すぎるところが恐ろしい。
いやいや新潟ラーメンも相当にディープではある。