
西広島バイパスから北へ向かう田方別れのチョット上くらいにある中華そばへんこつ。
ここは随分前に来たことがあるがあれこれ8年振りくらいだろうか?


店から直ぐの分かり易い所に3台分の駐車場がある。
確かにこの場所だと周囲にコインパーキングなんてないから自前の駐車場がないと来ることはできないかもしれない。


ネットでの情報では営業時間11時からと書いてあるのだが実際には11時半からのようだ。
ちょっと早く着きすぎて開店を待つハメになったが実際には11時20分くらいには暖簾がでてきた。

年期の入った内外装は相変わらずで確か典型的な広島ラーメンだったように記憶している。
おそらくはそのときと同じ大将がひとりで切り盛りされている。


店内はカウンターだけで自分はその一番奥に座った。
だけどカウンターはもっと向こうまであって普段はパーティションで分けられている。


ラーメン餃子のメニューの他に一品メニューの表示も小さくしてあるのでもしかしたら夜はカウンターを奥まで目一杯使った居酒屋的な店に変身するのかもしれない。

へんこつの中華そば600円。
これまた見事な赤で典型的な広島ラーメンのルックスだ。
自分の目の前にスープの寸胴があったのでイヤというほどトンコツの薫りが迫ってくる。

ちょっと粉っぽい感じはあるのだが広島人の好みにそった柔らかめに茹でられた麺。
そうそう!!こういうのが広島ラーメンっていうんだろうな。


ちょっと辛いネギに小さめのメンマ、ばら肉のチャーシューなどどれもこれも完璧に文法通りでこんなんだったら生粋の広島人10人に食わせても9人は美味いって言うとおもう最大公約数的ラーメンと言って良いだろう。


広島の典型的とんこつ醤油ラーメンの頑ななまでに拘る「へんこつ=頑固者」という店名そのもののラーメン屋だと思う。
こういう昔気質の店はその数がだんだん減ってきているし、今からはそのへんこつさが魅力となっていくのかも知れない。