裏社会屈指の始末屋と相棒たちの活躍を描いた北条司のコミックを原作に、アニメ化、実写映画化もされた「シティーハンター」の劇場版。
神谷明、伊倉一恵をはじめオリジナルキャストが再結集し、現代の新宿を舞台に新たな戦いが繰り広げられる。
新たに山寺宏一と大塚芳忠が加わり、女優・飯豊まりえとチュートリアルの徳井義実がゲスト声優として参加する。
裏社会屈指の始末屋、シティーハンターこと冴羽リョウは、モデルの進藤亜衣からボディーガードを依頼される。
亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT会社の社長・御国真司は、リョウの相棒・槇村香の幼なじみで、撮影現場で再会した彼女をデートに誘う。
喫茶キャッツアイの海坊主と美樹は、傭兵(ようへい)が新宿に集まってくるという情報を入手する。
シティーハンターの最新劇場版。
時代が変わり駅の伝言板に依頼をするスタイルをどうするのかと興味本位で見てたらしっかりデジタル化されていて感心した。
時代に合わせて相当モディファイされていてそれなりに説得力はある。
しかし主演オリジナルキャストの声優さんはかなり高齢化が進んでいると推察されるがさすがに本職だけあって全くそう感じさない。
今回の作品は飯豊まりえが声優として重要な役で参加してかなりのセリフがあるが違和感を感じさせず相当に頑張っていてこの子の将来性を強く感じさせてくれる。
それに引き換え今をときめく徳井義実はオカマで出ているがかなり浮いていてストーリーに関わらないように配慮された役柄だったにせよかなり残念だ。
シティーハンターの海ぼうずだけでなく懐かしいキャッツアイのメンバーまで出てき北条司オールスター総集編みたいな映画になっている。
後半はこの手の映画お決まりの撃ち合いになるが時代の流れか今回のシティーハンターの敵は遠隔操作の無人兵器ばかりと言うのも感慨深い。
トレードマークだから仕方がないのかも知れないが今どき回転式のマグナム銃なんて使って実戦で勝てるんかいな?という疑問が沸いてしまった。
しかしラストでかかったTVアニメシリーズ第一弾のオープニングテーマ「小比類巻かほるのCITY HUNTER〜愛よ消えないで〜」とエンディングテーマのTM NETWORK「Get Wild」はさすがに涙が出るほど懐かしかった。
ストーリーとしてはもう一捻り欲しい気もするがこのシリーズをリブートする様子見作品なら若い世代に受けたのか気になるところではある。