らをた広島

食べ歩きブログ

ブラックリスト

ぶ4
スーパードラマTVで始まったアメリカのテレビドラマ。
まだDVD化されていないようだがこれは時間の問題だろう。
字幕版と吹き替え版があり自分は迷わず吹き替え版で観た。
「FBIもCIAもその存在すら知らない凶悪犯罪者たちが居るとしたら。そんな犯罪者達の情報を網羅している“リスト”を所持している男がいたら。そして、その男自身がFBIの最重要指名手配犯でありながら、そのリスト=ブラックリストに載っている犯罪者たちの捕獲に協力しようと申し出たら?そんな大胆な設定で始まるドラマが、2013年9月より全米ネットワークNBCにて放送スタートした最新超大型サスペンス「ブラックリスト」である。 」
ぶ1
これがこのドラマの設定になるので一言で言えば刑事物。
主人公は新米女性FBI捜査官キーンなのだが彼女を抜擢してタッグを組むのがこれまで様々な凶悪犯罪を裏でバックアップしてきた「犯罪コンシェルジュ」とまで呼ばれた希代の犯罪仲介屋レディントン、ってのがこのドラマのミソ。
この仲介屋がこれまで重ねてきた罪の免責と引き換えに今まで手助けしてきた犯罪者をキーン捜査官が逮捕していくのだがレディントンにはまた別の狙いがあった...とこれが概要となる。
ぶ2
タイトルのブラックリストとはそのレディントンが逮捕させる犯罪者たちのことだ。
基本的には一話完結スタイルで毎回強烈な凶悪犯罪者が出てくるが物語全体を通してキーン捜査官とレディントンとの関係や謎が描かれる。
まだファーストシーズンの途中までしか観ていないがとにかく脚本の良さに驚かされる。
やや強引でラフな部分はあるが一話一話非常によく練りこんであって謎がナゾを呼ぶ先の読めない展開に息をもつかせずもはや釘付け状態だ。
まさにあの名作トゥエンティ・フォーシリーズと全く同じ緊迫感を堪能できる。
それと予算がふんだんにかけられているようでドラマとしてはあり得ないくらい映像クオリティも素晴らしい。
ぶ3
なによりこのレディントンを演じている
ジェームス・スペイダーの怪演ぶりはインパクトじゅうぶんで善人なのか極悪人なのかまさに何を考えているのかさっぱりわからない。
吹き替え版の声優さんも作品に負けないような手練れ揃いで特にレディントン役の大塚芳忠さんの存在感は群を抜いておりこの辺りは抜かりない。
アメリカ本国でもかなりの人気ドラマになったようでセカンドシーズンの製作が決まったようだ。
スタイルはちょっと異なるかもしれないがかつて一世を風靡した映画「羊たちの沈黙ハンニバル」シリーズをヒントにしているのかも知れないがドラマならではの長尺を活用したスリリングな展開のブラックリスト、これからが非常に楽しみなドラマだ。
おそらくはこれからレンタル開始される筈だが絶対オススメな極上エンターテイメント作品であることは間違いない。