らをた広島

食べ歩きブログ

Diner ダイナー

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さくらん』『ヘルタースケルター』などの蜷川実花がメガホンを取り、藤原竜也が元殺し屋の天才シェフを演じるサスペンス。

ある女性がウエイトレスとして身売りされた殺し屋専用のダイナーを舞台に、店主と店を訪れる凶悪な殺し屋たちの異様な世界を描き出す。

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原作は『「超」怖い話』シリーズなどが映画化されたホラー作家で、監督としても活動している平山夢明の第13回大藪春彦賞受賞作。

孤独な女性オオバカナコは、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。

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重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。

そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。

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何の予備知識なしに観た藤原竜也主演のスリラー映画。

なんだか狭い世界で数人の芝居が繰り広げられるのでどちらかと言えば舞台を見ているような映画。

こうなると役者の演技力が問わてしまうのだがヒロインの玉城ティナは明らかに他の役者のレベルに達しておらず観ていて痛い。

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それもあるが実際映画としての流れと言うか脚本と言うか展開がかったるくて退屈だ。

これだけ豪華な俳優陣を使い、原作も何かしら賞を取ったと言うのならこれはズバリ監督の実力不足と言われても仕方ない。

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効果音が大きい割にセリフが小さくて聞き取りにくくそもそも荒唐無稽、支離滅裂なストーリーを更にぶっ壊してしまっている。

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それもあって中盤からは眠気との闘いに終始し続け感動の涙ではなくアクビの涙が溢れた。

自分は自宅でテレビ画面て観たからイヌをからかってなんとか止めないでおれたが自腹切って映画館でコレを鑑賞したヒトに同情を禁じ得ない。

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なんとか最後まで観切ったが中途にいらんエピソードと登場人物が多すぎるのがストーリーを難解にして結果つまらなくしてるように感じた。

逆に言えばコレだけのバカバカしいまでの駄作もそうそうお目にかかれないレベルだからある意味忘れられない体験が出来たと思うことにしよう(笑)