キアヌ・リーヴス演じる殺し屋ジョン・ウィックの復讐(ふくしゅう)劇を描くアクションシリーズの第3弾。
追われる身となったジョンが、迫りくる暗殺集団との戦いに挑む。
前2作のメガホンを取ったチャド・スタエルスキが続投。
イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加え、ジョンと因縁がある謎の女役で『チョコレート』などのハル・ベリーが参加している。
裏社会の聖域コンチネンタルホテルでの不殺のおきてを破ってしまった殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会を束ねる組織の粛清の対象になる。
1,400万ドルの賞金を懸けられ、刺客たちと壮絶な死闘を繰り広げて満身創痍のジョンは、以前“血の誓印”を交わしたソフィア(ハル・ベリー)の協力を得ようとモロッコへ向かう。
ジョン・ウィックシリーズの最新版。
監督がこれまでと同じようなので内容も期待できる。
ダークでスタイリッシュな映像は今作品でも健在だ。
アクションの量も大幅に増えるに伴ってその質もグロくリアルに向上しているようだ。
物語は2作目直後の続きから始まるがストーリーは相変わらずシンプルと言うより単純だ。
劇中に日本人が握る寿司屋が出てくるが日本食の認識に苦笑いが出るような演出だったがそれでも以前よりはかなりマシになっている。
ここまで来たらストーリーは格闘シーンの「ツナギ」みたいなもんでひたすら銃撃戦を楽しむ映画と割り切る方がわかりやすい。
しかし今回はシェパードも含めた大掛かりなアクションがあるがこんなの怪我しないでやろうと思ったら武器をCGにするしかないんじゃなかろうか。
今回はいつものカーアクションがないんかと落胆していたら鈴鹿8耐のスターターまでやるくらいのバイクマニアでもあるキアヌ・リーブスのノーヘルでのバイクアクションは(何故か全車ヤマハMT-09)凄まじかった。
ラストは大銃撃戦はもはや戦争映画でどんどん武器がエスカレートして笑える。
このシリーズ、遂に元マトリックスコンビが組んでまだまだ続きそうだ(笑)