フランス映画『最強のふたり』をハリウッドでリメイクしたドラマ。
車椅子生活を送る白人の大富豪と介護人の黒人男性の絆を描く。
メガホンを取るのは『幻影師アイゼンハイム』などのニール・バーガー。
『セントラル・インテリジェンス』などのケヴィン・ハート、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』などのブライアン・クランストンが介護人と大富豪を演じ、『ラビット・ホール』などのニコール・キッドマンらが共演した。
スラム街で生まれ育った黒人男性のデル(ケヴィン・ハート)は仕事をしておらず、妻子からは愛想を尽かされてしまう。
あるとき彼は、車椅子で暮らしている白人の大富豪フィリップ(ブライアン・クランストン)の介護人になる。
フィリップの秘書のイヴォンヌ(ニコール・キッドマン)らは、教養もスキルもないデルを起用することに強く反対していた。
しかし二人は、周囲の心配をよそに充実した毎日を過ごすようになる。
アマゾンプライム吹替版で観た。
あのブレイキング・バッドのブライアン・クランストン主演と聞いて観た。
オリジナルはフランス映画のリメイクのようだが基本的にコメディ映画のようだ。
頭部以外は不随な大富豪と前科者と言う組み合わせだけでも確かに面白い展開が予報されてしまうがちょっと楽しみになってしまった。
笑わせながら介護について考えさせられるシーンも多く勉強になる。
両極端な二人が出会って面白い化学反応が起きて二人とも人生が変わり始める物語はなかなかに興味深い。
まるでこの二人の紆余曲折で人間関係の難しさを教えてくれているような展開が心に突き刺さる。
役者は達者揃いでそれぞれの個性をわかりやすく表現している。
ハリウッド映画お得意の派手なCGや特殊撮影などのギミックはほとんど使われていないがこんな心震わせるような作品を作ってしまうなんてやはり凄い。
ラストは予想していたのとはかなり違っていたが伝えたいことはよくわかったTHE UPSIDE／最強のふたりだった。
